末っ子のもう一人ご存じですか？？ (ページ15)

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森「ジェシーどういうこと？」

ジェ「俺らは休ませたいわけじゃん？でも、みやは仕事したいって言ってるしここ退院して少しだけ仕事してさ、俺達が少しでも無理そうって思ったらそこでもうみやは活動休止。…ってどう？」

いつもおちゃらけてる彼が真剣にそういうとみんなが顔を見合わせて私以外は納得した様子で

深「みやはどう？」

『…私は…仕事が出来るなら…それでいい。』

そう言うと全員ホッとしたのか優しい顔つきに変わった

それからというものの退院までの一週間の毎日は味気ない食事と忙しい時間を縫ってお見舞いに来てくれるメンバー達やお兄ちゃん達

阿「やっほ～みや～りんご剥いたら食べる？(笑)」

『あ、今日あべべ？(笑)』

渡「残念俺もいるわ」

田「はは！俺もいるよ～！」

『えー、あべべだけがよかったー(笑)』

渡「お前そんなこと言っていいの？お前の好きなぶどうも買ってきたのに？」

田「えぇ～みや俺は～？」

『わーしょっぴーありがとー！樹もありがとー！』

阿「超棒読みじゃん(笑)」

不器用ながらベッドの横でリンゴを剥いてくれてひとつずつ頬張って三人と雑談をしてればあっという間に面会時間の終わりが近づいてきて

阿「じゃあ、俺達は帰るね」

渡「樹、後よろしくな～」

田「へーへー、んじゃね～！お疲れ様～」

『ありがとう二人とも～！』

二人が帰って少し空いた窓から冷たい風がふわっと流れ込んできて

みや、綺麗

風になびいた髪の毛をすくい取り私の瞳をしっかりと捉えて言った樹

『っ、くさいよ』

田「ふはっ、！」

『ねー、樹。』

田「んー？」

髪先をくるくると指に巻き付けて遊ぶ彼に一方的に言葉を投げかける

『私幸せだよ…でもね、すごくね……なんでか分からないけど…

無性に死にたくなるの』

田「っ！」

『ねぇ、私。シんでもいいかな？』

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