受付嬢の私とエリートの彼 (ページ10)

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断る理由もなかったため、OKをすると”俺の行きつけでもいい？”って連れてこられたのはラーメン屋

深澤「ここ俺週3で来るくらいうまいから」

ラーメンを待ってる間に深澤さんが楽しそうにそう言った

よほど好きなんだろうな。目キラキラしてる。

深澤「そういえばAちゃん、この間佐久間と何かあった？」

お水を飲むと同時にそう問いかけられて思わずむせる

『ｺﾞｯﾎ..な、何もないですよ』

胸をトントンしながら冷静を保つ

深澤「そっか。Aちゃんって彼氏とかいるの？」

『いえ。』

深澤「好きな人は？」

『...いません。』

返事するまで少し間が空いてしまった。

それは佐久間さんが頭に思い浮かんだから。

いや、ないない、あんな謎だらけの男。

深澤「ふーん。ねぇ、この間全然話せなかったし今度ご飯でも行かない？

あ、来た来た。」

深澤さんがそう言い終わったのと同時にラーメンが２杯出て来て、深澤さんが箸を渡してくれた

『ありがとうございます。』

深澤「いーえ、いただきまーす」

『いただきます』

”やっぱこの味だわ”って言いながらラーメンを啜る深澤さんを見て

『いいですよご飯。今度行きましょう。』って返事をする

深澤「...ラーメン伸びちゃうよ。」

ってニヤけながら言う深澤さんに催促されて私も一口啜る

『うま』