受付嬢の私とエリートの彼 (ページ37)

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オムライスセットが乗せられたトレーを持ちながら阿部さんと席を探していると、

目黒「おーい、阿部ちゃーん」

って目黒くんが少し遠くの席で手を振っていた

阿部「ん？あ、目黒じゃん」

阿部さんが軽く手を振り返すと、

目黒さんは自分の隣の席を指差して”ここ”って口パクしている

阿部「Aちゃん、あそこでも平気そう..？(笑)」

『はい、私は全然』

なんならお邪魔にならないだろうかって心配になる

目黒「よっ、さっきぶりAちゃん」

『どうも』

阿部さんは目黒さんの隣、私は阿部さんの正面に座る

阿部「目黒、一人なの？」

目黒「いや、佐久間くん待ち」

って目黒さんが指をさした方を見れば、佐久間さんが列に並んで食事を受け取っていた

トレーを持ってこちらに向かって来る佐久間さんは私の姿を捉えると、また少し目を見開いた

佐久間「二人、いつの間に」

席配置的に自動的に私の隣に座った佐久間さんは、そう一言

目黒「たまたま会ったから、呼び寄せた」

佐久間「そっか」

”いただきます”ってみんなで手を合わせて各々が食事を始める

そしたら目黒くんが、

目黒「そういえば、ここってなんで知り合いなの？」

って口いっぱいにご飯含みながらそう聞いてきた

えっと、合コンって言うべき？でも印象悪いかな...

ましてや彼女いるのに合コンってまずいよね..

って一人で葛藤していたら、

佐久間「.....合コン」

えええーーー！言うんかい！！

目黒「え！合コン！？(笑)」

阿部「俺と佐久間とふっかと翔太で合コンした時にいたのが、Aちゃん」

阿部さんが解説を付け加えてくれた

目黒「え、阿部ちゃんも行ったの。てかそのメンツ濃っ！

待って、でも阿部ちゃんも佐久間くんもいるじゃん。彼女。」

そうなんだよ....

ん？って、阿部さんもいるんかい！