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営業部のフロアへ到着するとまた見たことのない人たちばかりで緊張してしまう





「あっ、阿部ちゃん。おはようございます」


阿部さんよりもさらに身長の高い男性が声をかけてきた




阿部「目黒おはよう。ちょうどいい所にいた、こちら今日から新しく仲間になった佐藤Aさん。今回の案件にも入らせてもらうよ。」



阿部さんの少し後ろにいた私を目黒さんと言われる方が覗いてきた





目黒「どうも、営業の目黒蓮です。よろしく」



差し出された手を慌てて握って



『マーケティング部の佐藤Aです。よろしくお願いします。』



軽く会釈をする





阿部「第3会議室抑えてあるから、早速なんだけど打ち合わせしても良いかな」





目黒「はい。佐久間くん呼んできますね」



そう言い残して目黒さんは去って行った





そんなことより



『あの..佐久間さんも一緒なんですね』



阿部さんと会議室に歩みを進めながら聞いてみる





阿部「そうそう。佐久間も知り合いだし、目黒は確かAちゃんと同い年だからAちゃんも緊張せずにできそうだね」



阿部さんはにっこりとそう言うと、会議室のドアを開けて”どうぞ”って先に中に入れてくれた




お礼を言って部屋に入り、阿部さんと横並びで席についてさっき阿部さんから貰った資料に目を通すと






コンコンコン





「「失礼しまーす」」



佐久間さんと目黒さんが部屋に入ってきた



佐久間さんは私の姿を見るなりただでさえ大きい目をさらに大きく見開いた




阿部「ははっ、佐久間めっちゃびっくりしてる」




目黒「え、佐藤さんと知り合いなんすか佐久間くん」



目黒さんが私と佐久間さんを交互に見る





佐久間「いや、まぁ、うん。よろしくね佐藤さん。」


佐久間さんは少し気まずそうにそう言うと椅子を引いて席についた



『はい、よろしくお願いします。』


仕事だからか呼び方が佐藤さんになってて、

喋ったのは佐久間さんが酔い潰れた日以来で、

仕事をする佐久間さんは今日初めて見て、



仕事に私情は持ち込みたくないが、色んな感情が入り混じった

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作者名:ちゃん | 作成日時:2020年10月17日 0時

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