4 ページ4
『えっと....何でですか』
腕を組みながら肩を壁に預けたまま、佐久間さんは余裕そうな笑みを浮かべている
佐久間「だって、今帰ろうとしてたでしょ?俺も来たくて来たわけじゃないからさ。それに、俺ら以外みんな盛り上がってたしね。」
最後の一言がストレートすぎて少し顔が暑くなる
てか、ここで二人で抜け出したところでさらに気まずくなるだけだし、それなら佐久間さんだけ帰ってもらって自分は部屋に戻ろう。
うん。そうしよう。
『いえ、私は帰りm..「はい、帰ろー」』
「ちょっと!」
私が言い終わらないうちに佐久間さんに腕を引かれていつの間にか用意されていたジャケットを渡される。
外に出ればまだ10月だというのに白い息が出るほど今日はすごく寒い
佐久間「じゃあ、ついて来て」
私の返事も聞かずに歩き始めた佐久間さんの後をついていく。
さっきから強引だな...。
しばらく歩いてからある所に到着すると佐久間さんは「ここでいいよね」と言って建物の中に入っていく
『へっ?!』
私がしばらく入り口に突っ立ていると佐久間さんが外に出て来て
佐久間「勘違いすんなよ」
って口角をあげるとまた腕を引かれて私は後をついていく。
いや、だってここラブのホテルだよ?
726人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちゃん | 作成日時:2020年10月17日 0時