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軽い二日酔いで少し頭が痛いまま出勤をする
いつも通りの仕事をこなしていくけど、正直面接結果のことで頭がいっぱいだ
美咲「Aお昼行こ!」
『もうそんな時間....』
お昼になっても連絡が来ないのは流石にダメだったということだろう
美咲「まだ今日は終わってないんだから、とりあえず美味しいもの食べて元気出そうよ!」
どうやら表情に出てしまっていたらしい、
美咲は”大丈夫”と言っているかのように肩に手を置いた
『うん、そうだね。よし、パワーチャージしに行くぞ!』
外に出ると12月の冷たい空気が頬を掠める
行きつけの食堂でいつもの生姜焼き定食を頼んで美咲とくだらない話をする
美咲「見てこれ、翔太の縄跳びダンス(笑)」
美咲のスマホ画面の中では流行りの縄跳びダンスを踊る渡辺さんの姿が
『地味に上手いね(笑)』
美咲「そうなんだよ、だからツッコミに困るというか(笑)本当に28歳でいつもこんなことしてるんだよ?」
困ったように言いながらも美咲は幸せそうで、やっといい男の人に出会えたんだなーって自分まで嬉しくなる
ブーブーブー
『あっ』
テーブル上のスマホの振動で電話が来たことが分かった
美咲「もしかして...」
『ちょっと出てくるね』
美咲に一言声をかけて店の外に出る
自分の人生を左右する電話の通話ボタンを震える手で押した
『もしもし...』
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作者名:ちゃん | 作成日時:2020年10月17日 0時