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なんて返すのが正解なのか分からず考え込んでしまう



佐久間「ふふっ、そんな顔しないでよ」



今、私どんな顔してるんだろう



『行かなくていいんですか?営業。』


なんか話さなきゃと思って出たのはこんな言葉




佐久間「早く行けよアピール?えー、酷くない?」




『いや、そういうわけじゃ...』


この1週間ずっと頭の片隅にいた佐久間さん

むしろ、もっと話をしたいくらいなのにいざとなると言葉が出なくなってしまう





佐久間「冗談だよ。ごめん、揶揄いすぎちゃったね。」



眉を少し下げながらそう言う佐久間さんに申し訳なくなる



そうじゃないって反論しようとする前に佐久間さんは自身の腕時計を確認して

そろそろ本当に行かなきゃって呟いた




『気をつけて行って来てください』




私がそう言うと少し驚いたような表情をしたけど、すぐにそれは優しい表情に変わった




佐久間「Aもお仕事頑張ってね。」



じゃあねって手を振って去っていく佐久間さんの背中を見て気付いた



私は佐久間さんが好きなんだと

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作者名:ちゃん | 作成日時:2020年10月17日 0時

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