あなたに興味なんて…ない、 (ページ25)

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再びジミンが眠りについてしまってから、すぐに手を握っていた力が弱まったので、手を離して新しくタオルを濡らしてジミンの額にのせた。

それから、少しして師長と一緒に院長が部屋に入ってきた。

『おはようございます。』

まさかの院長の登場に驚いて声を上げそうになったが、ジミンを起こさないように、静かに挨拶をした。

「うん。おはよう。」

院長も優しい笑顔で挨拶を返してくださった。

「内科の方が混んでてね、ミンスくんは遅めの夏休みだから、不在でね。」

と、院長直々に来た理由を、院長本人が教えてくださった。

『そうだったんですね。』

ソンベが夏休みだっていうことは知っていたけど、まさか院長が来るなんて思ってもいなかった。

「熱は計ってみた？」

『はい。38.9℃でした。』

「結構高いね。」

院長は、眠ったままのジミンを起こさず、そのまま診察を始めた。

「うん。やっぱり、原因は急な免疫低下だね。特にこれと言って何か症状があるわけでもないから、とりあえず、点滴打って何日か安静にしてれば治るね。じゃあ、これ指示書ね。あとは頼んでも大丈夫かな？」

院長に手渡された指示書に一通り目を通す。

『はい。ありがとうございました。』

「うん。じゃあ、色々大変だと思うけどよろしく頼むよ。Aくん。」

そう言って院長は、師長とともに部屋をあとにした。

『さてと、まずは……、』