ヘドロの森のバイトちゃんは今日も天使【坂田銀時】

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「……俺が側にいる」

「……え？」

「その男に、痛い目見せてやらァ」









その言葉と、鋭い目付き。

彼は一人何かを決意したようで、その日から何かと側にいてくれることが多くなった。









そして今日も例外ではなく。









「屁怒絽さん、行ってきますね」

「はい…お気をつけて」

「銀時さん、すみません…」

「いーんだって。Aちゃんが気にすることじゃねーよ」









花の配達へと、彼は一緒に向かってくれる。

しかも彼の原付きでだ。









「ん、ちゃんと掴まって」

「…はい、」

「……ふは、Aちゃんいつまで照れてんの」

「なっ、……慣れなくて」

「抱き合った仲じゃん？」

「っ、変な言い方やめてくださいよ！」

「悪い悪い」









けらけらと楽しそうに笑う彼は若干サドの素質があることを、ここ最近で思い知らされた。

恥ずかしいことを平気で行ってのけるから、私の心臓が持たない。







それなのに、彼といる空間がどうしようもなく心地良いと感じてしまうのだから、きっと私も重症なのだと思う。









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