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「も〜ほんと何やってんの君たち…連帯責任だからね」
その後荼毘先輩とトガちゃんが職員室の先生に事情を説明して屋上の鍵を借り、なんとか帰宅することができた私と弔くん。しかし翌日改めて生徒指導室に呼び出され4人仲良く迫先生にお説教を食らってしまった。
寝過ごした私と弔くんはもちろん、知っていながらわざと置いて行った荼毘先輩とトガちゃんも罰として放課後のプール掃除を課せられてしまったのだった。
「っめてぇ！おいイカレ女！どこ向けてやがる！」
「手元が狂っちゃいました！荼毘くんはやっぱりお水苦手なんですか？」
ホースの水を盛大に頭から被った荼毘先輩がモップの先をトガちゃんに向けてぎゃあぎゃあと騒いでいるのを横目に、プールの壁面をスポンジでごしごしと擦りまくる。
「広いねぇプール…」
「反省文よりマシだろ」
たった4人で掃除するには些か広すぎる屋外プールの真ん中で汗を拭いながらため息をつくと、さっきまでブラシ掛けをしていた弔くんが"休憩"と呟いてプールサイドに腰掛けた。たしかに教室に缶詰めにされて反省文を書かされるよりはこうやって体を動かす方がまだマシかも。
「ていうかこの学校プールあったんだね」
「あー、授業あるのは1年だけだよ」
弔くんは去年プール学習を受けたらしい。でも残念、2年からの編入生の私にはこれから縁がないみたいだ。運動は苦手な私だけど、真夏に冷たいプールに入れるなら誰だって喜ぶものだろう。
「もうすぐ夏休みだね」
この学校にやってきてからようやく季節が変わろうとしている。もうすぐ夏休み、みんなに会えないのは寂しいけどこれを機に学外でも遊べたら嬉しいな。
「まァその前に期末テストあるけど」
なんて、呑気なことを考えているところに弔くんが淡々と冷静に言い放った一言で私は現実を突きつけられる。夏休み前の試練である一学期期末テスト、これを乗り越えなければ楽しい夏休みはやって来ないどころか地獄の補習だらけになってしまう。
そして私は知っている、隣の席の彼は授業内で行われる小テストの結果が毎回高得点であることを。
「弔くん！一緒にお勉強会しよう！」
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結衣(プロフ) - んんん好き！！これを求めてたんだよ私はぁぁぁ！！！ってなりました…。弔くん大好きなのでホントに最高の一言に尽きます……更新頑張ってください！応援してます✨ (3月30日 1時) (
レス) @page30 id: df2d4255b1 (このIDを非表示/違反報告)
さかさま(プロフ) - 引きこもり隊さん» コメントありがとうございます！神様！？恐れ多いです…！ヴィランの学パロ需要が思ったより多くて嬉しいです！これからも更新続けていくのでお付き合いいただけますと幸いです٩( 'ω' )و (2022年10月11日 4時) (レス) id: b42d64db62 (このIDを非表示/違反報告)
引きこもり隊 - この小説最高すぎる！！！！！！！こんなのあったらいいなって思ってたから嬉しすぎいいい！！！！！ありがとう！！！！神様！！！！さかさま！！！！(∩´∀｀)∩ﾜｰｲ (2022年10月9日 21時) (レス) @page37 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
夢(プロフ) - さかさまさん» 返信ありがとうございます！！他の作品も書いてらっしゃるんですね！見てみます！いつまでも待ちます！！！無理しない程度に頑張ってください！ (2022年8月25日 8時) (レス) id: 015500b8f9 (このIDを非表示/違反報告)
さかさま(プロフ) - 夢さん» コメントありがとうございます！亀更新でごめんなさい;;同時進行で更新している長編が完結次第、こちらの作品に本腰入れていきたいと思ってますのでもうしばしお待ちいただけると…！しえはちも後々登場予定なので期待に添えられるよう頑張ります！(´∀｀*) (2022年8月23日 20時) (レス) id: b42d64db62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さかさま | 作成日時：2022年1月22日 1時
