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Case38 ページ40

「さっき、コナンくんに何を話していたんですか?」



昼食を取り終え、

ベランダで涼しい風にあたりながら一休みしていると、

後ろから安室さんにそう声を掛けられた。


『さっき……って?』

「コナンくんを診た部屋でですよ。
なにか、耳打ちしているところを見て、気になっちゃいまして」


ニコリと笑う安室さん。


(やっぱり、)


黒の組織の一員、バーボンと知ってしまってから、

彼が恐怖でしかない。

全てにおいて、正しい選択を迫られる緊張感が押し寄せる。


『あぁ。

ちゃんとお礼言いなよって話です。
コナンくん、お礼してました?』

「えぇ、なんだか嫌々そうでしたけど」


(あんの馬鹿)


隠す気あるのか、本当に。



『きっと年頃なんですよ。
私も小さい頃はそうでした』

「それもそうですね」









「ねぇ、Aさん」



隣に腰かけた安室さんは、こちらを見ずに私の名を呼んだ。



「ベルツリー急行で爆発があったこと…覚えてますか?」

『そりゃあ、もちろん。よく響いてましたから』

「ですよね。僕もビックリしましたよ」


(………まぁ、)


そりゃあ彼もビックリするだろう。

新一の話によれば、あの爆発はバーボンも想定外のことだったらしい。


「その爆発の時なんですが……Aさん、」







「貴方、どこにいました?」



ドクン…と、大きく心臓が羽上がった。



「少年探偵団の子供たちや、蘭さんに聞きましたけど、

一緒に行動していなかったと…」



(これは、)



「少年探偵団の一員である女の子を探しに行ったきり、戻ってきてないと聞きましたが…」



(疑わ、れて、る……)



「乗客の中に、
貴方が一等車へ向かう姿を見たと話す人もいました。

火事で騒がれているはずなのに」





「………ねぇ」





ゾワリと鳥肌がたった。

私の耳元に口を寄せた彼は、




「どこに、いたんですか?」




と、

甘く、そして、


冷たい声で、





「六条Aさん」




私の名前を呼んだ。

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ソーダ愛す - ヤバい、面白すぎる...!個人的におジャ魔女とひょっこりはんがツボでしたww (12月13日 21時) (レス) @page49 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
テトノ - 初めまして、とてもおもしろいです!!!はい、ひょっこりはんの所がとくにおもしろかったです (2022年4月10日 12時) (レス) @page44 id: 766cae026c (このIDを非表示/違反報告)
いつも楽しみに読んでます!更新頑張ってください! - ライ (2018年10月14日 9時) (レス) id: a0ae5a4b08 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、面白いですヽ(*≧ω≦)ノパルクール出来る女子高生とかカッコいい!安室さん推しな感じも最高です♪ 正にドキドキハラハラな展開も良いです(*´艸`*)ひょっこりはんも笑いました(笑) (2018年6月13日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あおいさん» ありがとうございます!続編の方、読みました。教えていただき、本当にありがとうございました。 (2018年5月13日 8時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤギとポン酢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/  
作成日時:2018年4月7日 22時

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