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Case26 ミステリートレイン ページ27

「あれ?」


部屋をノックせず入ってきたのは江戸川コナンくんだった。


「ここって7号車だよね?」

「はぁ?」

「ここは8号車!
たったいま、僕が遊びにきたところさ!」



どうやら探偵役は、少年探偵団らしい。


不思議な顔をしながら出ていったコナンくんを見送り、

蘭ちゃんと園子ちゃんは楽しそうに笑った。


「ガキんちょ、騙されてやんの!」

「でも園子、嘘ヘタ…」


本当はここは、7号車。

私達に届け出られた便箋には、


この部屋にいた被害者役と一時的に変わり、

訪ねてくる探偵たちを騙し、迷わせろ。


そう書かれていた。


(さすがだなぁ…手が込んでる)


けど、


(コナンくんはきっと、すぐにこの謎を解くのだろう)







と、思っていれば、

案の定、コナンくんは見事にトリックを解いてみせた。




『やっぱりコナンくんはすごいや。
本当に小学生?』

「え、えー!?そうに決まってるじゃん!」



明らかな動揺。

いつも思うが、



(誤魔化しへたくそか)



『ねぇ、哀ちゃん…風邪?』



世良ちゃんと話す哀ちゃんは、なぜかマスクをつけていた。

と、いうか…



(世良ちゃんに対して……怯えてる?)



あのクールな哀ちゃんが、

沖矢さんと同じように怯えた表情を浮かべているのが、

マスクごしでもわかった。



「あぁ…そうみたいだよ。
風邪薬は飲んだって言ってた」

『ふーん……早く治るといいね』




「誰だ!?」


途端に大きな声を挙げたのは世良ちゃんで、

誰かの気配がした、と、

廊下を見つめた。



「まぁ、とりあえず死体消失の謎は解けたってことで、車掌さんにでもつたえてみれば?」



確かにそうだ。

それぞれが席を立ち、部屋をでたとき、




ピリッ




と、

いやな空気が肌を霞めた。



(な、に…)



後ろを振り返っても誰もいない。

首をかしげながら、先に行く蘭ちゃんたちを追った。

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ソーダ愛す - ヤバい、面白すぎる...!個人的におジャ魔女とひょっこりはんがツボでしたww (12月13日 21時) (レス) @page49 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
テトノ - 初めまして、とてもおもしろいです!!!はい、ひょっこりはんの所がとくにおもしろかったです (2022年4月10日 12時) (レス) @page44 id: 766cae026c (このIDを非表示/違反報告)
いつも楽しみに読んでます!更新頑張ってください! - ライ (2018年10月14日 9時) (レス) id: a0ae5a4b08 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、面白いですヽ(*≧ω≦)ノパルクール出来る女子高生とかカッコいい!安室さん推しな感じも最高です♪ 正にドキドキハラハラな展開も良いです(*´艸`*)ひょっこりはんも笑いました(笑) (2018年6月13日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あおいさん» ありがとうございます!続編の方、読みました。教えていただき、本当にありがとうございました。 (2018年5月13日 8時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤギとポン酢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/  
作成日時:2018年4月7日 22時

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