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Case20 ページ21

バーボンside


「私との約束、守ってくれたのね」


助手席に座る黒の組織の一員、

ベルモットは妖美な笑みを浮かべた。


「あまり、身勝手な行動は控えることね。
ジンは貴方を信用していない」

「でしょうね。見ればわかります」


金髪のブロンドに、緑色の瞳、

白い肌……


(仮にそうだとして、父親は……誰だ……)


ベルモットの面影を微かに残す、一人の女性を思い浮かべながら、

チラリとベルモットを見た。


「………なによ」

「いえ、相変わらずお美しいと」

「馬鹿らしい。そんなこと知ってるわ」

「………最近、とある女子高生に接触したんです」


そう言えば、ベルモットはピクリと肩を動かした。


「六条A………蘭さんと同じ高校に通う子なんですが……ご存知あります?」

「………そうね。

直接的には関わってはいないけど…、あの、シルバーブレッド知り合い…とだけは」

「その彼女なんですが………なんだか、貴女に容姿が似ている気がしまして…」








「隠し子………なんて、いるわけないですよね?」


彼女は少し黙ったのち、


「馬鹿馬鹿しい」


と、ため息をついた。




「貴女が毛利蘭と江戸川コナンがお気に入りなのはわかります。

ですが、


特に接点もない六条Aにも手を出すな……とは、どうしてでしょう?」

「バーボン」



カチャリ…と、プラスチックの音が響き、

それは、自分の横腹に当てられているのがわかった。



「ladyに余計な散策をするのは無粋じゃなくって?」

「ハハッ、それは失礼」

「……これだけは答えてあげる」







六条Aは、






「そのうち、私を殺しにくる」


「…!?」




「だから、生かすのよ」





どういう、意味だ。

六条Aがベルモットを殺す?



(……なにか)



なにかこの二人にはある。

明確には程遠い。

しかし、



(……六条Aに、より接触する必要がある)




それが、

この国を守る、鍵になるかもしれない。





―――――
明日ももしかしたら見に行くかもしれない。

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ソーダ愛す - ヤバい、面白すぎる...!個人的におジャ魔女とひょっこりはんがツボでしたww (12月13日 21時) (レス) @page49 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
テトノ - 初めまして、とてもおもしろいです!!!はい、ひょっこりはんの所がとくにおもしろかったです (2022年4月10日 12時) (レス) @page44 id: 766cae026c (このIDを非表示/違反報告)
いつも楽しみに読んでます!更新頑張ってください! - ライ (2018年10月14日 9時) (レス) id: a0ae5a4b08 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、面白いですヽ(*≧ω≦)ノパルクール出来る女子高生とかカッコいい!安室さん推しな感じも最高です♪ 正にドキドキハラハラな展開も良いです(*´艸`*)ひょっこりはんも笑いました(笑) (2018年6月13日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あおいさん» ありがとうございます!続編の方、読みました。教えていただき、本当にありがとうございました。 (2018年5月13日 8時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ヤギとポン酢 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/  
作成日時:2018年4月7日 22時

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