Case15 ページ16
「「なんで早く言わないの/んですか！？」」
閉店したポアロで、
これまたストーカー被害が多発しているという話題となったため打ち明ければ、
これだ。
あれ、デジャヴ。
『いや、まぁ…なんとかなるかな、と…』
「甘い！！甘すぎるAちゃん！！
ストーカーはそういう甘さにつけ込んでくるの！
気づいた時には手遅れ！！
さよならバージン！！」
『梓さん、ぶっ飛び半端ないっす』
肩を捕まれ、グワングワンと揺らされる体。
あ、首がすわってない赤ちゃんの気持ちがわかる。
『大丈夫。逃げ足には自信あります』
「…………安室さん」
「そうですね」
二人は何故か顔を見合せ、頷く。
え、なに。
「ストーカー、捕まえるわよ」
『へー…………………………え？』
「僕も手伝うー！」
『え？』
梓さん、安室さんの考えや、
どこからか湧いてきたのかわからないコナンくんの存在に私はついていけない。
「コナンくんはダメよ……時間も遅いし…」
「えぇ！？だって、僕、新一兄ちゃんに頼まれてるんだもん！」
クルリとこちらを見て、
「Aを"ゼロ"にするなって！」
「！？」
梓さんはその言葉の意味がわからず、首を傾げた。
そのとなりの安室さんは、なぜか目を見開いていて、
「だから、僕に守らせてよ！Aお姉さん！」
目の前の小さなナイトは、
私の袖を引っ張った。
『………じゃあ、お願い、しようか…な……』
怖くない、といえば嘘だ。
人並みに恐怖心はあるし、
普通に不安だ。
けど、
それでもなんとかなると思ってたのは、
今まで、このコナンくんと一緒にいて、
どんなに危険な目にあっても、
生きて帰ってこられたから。
『安室さん、依頼……してもいいですか？』
目を大きく見開いていた安室さんは、
私の言葉で我に返ったのか、
小さく微笑んだ。
「依頼なんかされなくても、お受けしますよ」
自信ありげなその表情に、
私はどこか安心し、
モヤモヤとしていた胸のわだかまりが、
少しだけ、晴れた気がした。
「でもAさん、よく逃げ切れてましたよね」
「そういえば、新一兄ちゃんがAはパルクールやってるからガキのころから鬼ごっこで勝てたことねぇって言ってたよ」
「Aさん、ホントに女子高生ですか？」
『至って普通の』
「「((至って普通の女子高生はパルクールできるわけない))」」
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ソーダ愛す - ヤバい、面白すぎる...！個人的におジャ魔女とひょっこりはんがツボでしたww (12月13日 21時) (
レス) @page49 id: 73c730aa71 (このIDを非表示/違反報告)
テトノ - 初めまして、とてもおもしろいです！！！はい、ひょっこりはんの所がとくにおもしろかったです (2022年4月10日 12時) (レス) @page44 id: 766cae026c (このIDを非表示/違反報告)
いつも楽しみに読んでます！更新頑張ってください！ - ライ (2018年10月14日 9時) (レス) id: a0ae5a4b08 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - 初めまして、面白いですヽ(*≧ω≦)ﾉパルクール出来る女子高生とかカッコいい！安室さん推しな感じも最高です♪ 正にドキドキハラハラな展開も良いです(*´艸｀*)ひょっこりはんも笑いました(笑) (2018年6月13日 19時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あおいさん» ありがとうございます！続編の方、読みました。教えていただき、本当にありがとうございました。 (2018年5月13日 8時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤギとポン酢
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/novel/
作成日時：2018年4月7日 22時
