第２４話【 騎士団 】 ページ24
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グラウンドへと移動すると、他の学年の空組も呼ばれていたらしく見た事のない顔がちらほら。
此処は、Aがクラス振り分け試験で使った会場。
何が始まるのかと待っていれば、胸元まで伸びたプラチナブロンドを風に揺らめかせた学園長が歩いて来るのを捉える。
黒いスーツをきっちりと着こなす姿はどこの童話から抜け出した王子だよ、と突っ込みたくなる。
いや、王子はスーツなんて着ないか。
「 空組の諸君、集まったかな？ 」
誰だよ、お前。
学園長…イリスの話し方はAと話していた時のモノとは掛け離れていて、つい心の中でツッコミを入れてしまう。
「 今日は特別授業…これは聞いてきているね？ 」
全員が頷くのを確認したイリスは、満足気に微笑んで話を続ける。
「 君達には、今日…
『 ん？ 』
「 …は？ 」
『 クライン？ 』
確かに
しかし、どうにもクラインの様子がおかしい。
名前を呼んでも返事がない。
目の前で手をひらひらと動かして呼び掛けると、そこで
『 そんなに驚く事か？ 』
「 …Aはこれも知らないのか。」
『 人を無知みたいに言うな、ぶん殴るぞ。』
「 実際、無知だろ。」
うぐ、と返答に詰まればそれを見たクラインが丁寧に説明を始める。
まとめるとこうだ。
この世界で、
そして、その一握りの人の多くは自分の
そう、王都お抱えの騎士団に入団するのだ。
当然ながら
騎士団とは
『 つまり？ 』
「 つまり、
『 ふーん…。』
「 全く興味なしかよ。まぁ…Aの場合、騎士団の存在すら知らなかったんだろ？ 」
『 今初めて聞いた。』
だよな。と受け入れるクライン。
どういう訳か俺が常識のない人、と言う認識が広まりそうで不安になる今日この頃。
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花冠(プロフ) - 2017年…四年前の作品で良い物を見つけてしまった…！もっと先に見つけれたら更新されて行く楽しみが味わえたかも…。すごい読みやすいですし、設定が神です！チビちゃんかわいい… (2021年3月18日 13時) (
レス) id: 9f55fa5e42 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 雛菊さん» 有難うございます、とても嬉しいです…！これかも期待に応えられるように精進させて頂きますね！これからもご愛読、よろしくお願い致します！ (2017年12月1日 18時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 通知リストにあるかな〜と探すぐらい好きな小説です！とても読みやすくて大好きです！！ (2017年11月30日 18時) (レス) id: b475004931 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 風音迷夜さん» 沢山のお褒めの言葉…ありがとうございます！好きになって頂けてとても嬉しいです…チビは本当に人気がありますねw (2017年11月25日 16時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
風音迷夜 - ありきたりじゃない世界観に分かりやすい説明、この作品好きになりました！チビちゃんかわいいなもう！僕惚れちゃった←チビドラゴンにww (2017年11月22日 21時) (レス) id: b791237619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年9月26日 0時
