第１６話【 紹介 】 ページ16
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挨拶が済むとクレイスは、
クレイスは紺が基調の生地に白いストライプが入ったスーツを着用しており、ジャケットの
しかし、それもダラしない雰囲気はなくラフに着崩している、と言った具合だ。
普通にお洒落だし、格好良い。
「 お前ら、集まれー。」
これも魔法の一つなのだろう。
さして大声を出した訳でもないが、教室中にクレイスの声が反響する。
何事かとザワつきながらも、
教壇に立つクレイス。そして、その隣に立つのは当然ながらAである。
全員が集まった事を確認したクレイスはAの紹介を始めた。
「 おら、お前らが楽しみにしてた編入生が来たぞ。」
『 雪野Aです。』
「 仲良くするように。それだけだ、解散。」
要件だけを伝え、解散を指示するクレイスに生徒の間からはブーイングの声が上がる。
「 うるっせぇな！Aに何か聞きたい事があんなら質問でも何でもすりゃ良いだろ！」
くわっと目を見開き声を張り上げるクレイスは流石に迫力があった。
しかし、このクラスでは日常茶飯事なのだろう。生徒達は気にした様子もなく盛り上がる。
「 なぁ、さっきの
「 魔法が使えないって本当──… 」
「 黒髪に黒目って珍しいけど──… 」
一気に人の波に飲まれるA。
矢継ぎ早に投げ掛けられる質問の数々に、答えようとするものの次の質問の声が被さってくる。
言葉を挟む余地がないとはこの事だと思う。
見兼ねたクラインが彼等にストップを掛けた。
「 こらこら、Aが困ってるだろー？ 」
『 クライン…！ 』
「 聞きたい事があんのも分かるけど、順番に…な？ 」
救世主とはクラインの為にある言葉だろう。
軽く圧迫死しかけていたAは、彼に感謝の視線を向けた。
その後は、クラインの言う通り順番に質問をされそれに答える…と言う流れ作業を
「 お前ら、
「 お、もうそんな時間か。」
『 寮…。』
「 あ、Aはまだ入寮申請出してないんだっけ。」
『 あぁ…。』
それなら受付まで一緒に行こうと申し出てくれたクライン。
面倒見が良いというか…もちろん、お言葉に甘えさせてもらった。
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第１７話【 入寮申請 】→←第１５話【 魔法は何でもあり 】
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花冠(プロフ) - 2017年…四年前の作品で良い物を見つけてしまった…！もっと先に見つけれたら更新されて行く楽しみが味わえたかも…。すごい読みやすいですし、設定が神です！チビちゃんかわいい… (2021年3月18日 13時) (
レス) id: 9f55fa5e42 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 雛菊さん» 有難うございます、とても嬉しいです…！これかも期待に応えられるように精進させて頂きますね！これからもご愛読、よろしくお願い致します！ (2017年12月1日 18時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 通知リストにあるかな〜と探すぐらい好きな小説です！とても読みやすくて大好きです！！ (2017年11月30日 18時) (レス) id: b475004931 (このIDを非表示/違反報告)
にじ(プロフ) - 風音迷夜さん» 沢山のお褒めの言葉…ありがとうございます！好きになって頂けてとても嬉しいです…チビは本当に人気がありますねw (2017年11月25日 16時) (レス) id: 14a110e835 (このIDを非表示/違反報告)
風音迷夜 - ありきたりじゃない世界観に分かりやすい説明、この作品好きになりました！チビちゃんかわいいなもう！僕惚れちゃった←チビドラゴンにww (2017年11月22日 21時) (レス) id: b791237619 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にじ
| 作成日時：2017年9月26日 0時
