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団体戦 ページ47

碓井Side





次の日、私は学校を休んである場所に向かった





重い扉をゆっくり開くと、中には既に3人が集まっていた





「オク、待ってたぞ。」





「久しぶりだな」





「さぁ、こっちに。」





私は扉を閉め、彼らに近づいた















酒井Side





学校に着いてすぐ、Aから連絡が入った





A今日は学校休みます





どうして休むのか、納得できる答えはすぐに思いついた





病院に行くのだろう





俺はそれ以上考えず、いつもどおり教室に入った















明智Side





その日、家康くんは窓の外をじっと眺めていた





いつもより静かで、僕らはいつもより余計に緊張していた





竹中「…何か気になることでも?」





竹中くんの問いかけに、家康くんは窓の外を見ながら答えた





徳川「ゴミ共は知らぬのだろうな」





明智「な、何に?」





徳川「碓井が銀杏に来た理由を、ゴミ共は知らぬのだろう。」





確かに、僕達はどうして碓井さんが銀杏高校に来たのか知らない





酒井くんなら何か知ってるのかもしれないけど、家康くんは知ってるのかな





真田「…知っているのですか」





徳川「碓井は、誰よりも深い傷を負っている。」





家康くんはゆっくり碓井さんの過去を独り言のように語り始めた





その時の家康くんは、いつもとは違って穏やかに見えた





話し終えると家康くんは部屋を出ていき、部屋には僕達裏切り者だけが残った





真田「…俺ら、なんか出来ない?」





今川「特進の奴らに伝えたほうが良いんじゃないか?」





竹中「馬鹿か、俺らが言ったことが信用されると思うか?」





真田「けど、このままだと碓井はもっと傷つくんだろ…?」





今川「とりあえず、碓井に近づけば良いんじゃないか?そこで話せば…」





竹中「碓井は今日来てない。それに、普段は酒井がくっついてんだろ。」





3人が話し合っている間に、僕はそっと教室を出た





僕は、碓井さんのあの言葉に今でも怯えてる





"君が同盟を裏切った時、君には容赦しない"





あれから僕には何も起きてないから、これから何か起きるんじゃないかって思う





そんな僕が碓井さんを助けたいだなんて、碓井さんは許さないと思うんだ





碓井さんに嫌われたくない





そう思う僕は、おかしな人間だろうか

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(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

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