検索窓
今日:9 hit、昨日:4 hit、合計:41,708 hit

桶狭間の戦い ページ46

碓井Side





織田「俺に人を束ねる才があるかどうか、それはまだ分からん。だから、ともに戦う仲間を信じるだけだ。」





織田くんがその場にいる人達に向かって話している時、廊下の奥から足音がしているのに気がついた





音のする方に目を向けると、逆光で詳しくは見えないものの今川くんと真田くんが大勢を引き連れてホールに向かっていた





碓井「お客さん来たよー。」





彼らはそれに気づいていないらしく、私は隠れるのを辞めてその場から皆に伝えた





酒井「A⁉そこで何して、」





碓井「ずっと様子見てたのよ!それよりほら、裏切り者御一行様の相手してあげなさいよ。」





酒井「は?…今川?真田?」





榊原「何だよそいつら!」





2人がいい感じに噛み付いて、私はホール近くの壁にもたれかかった





織田「みやび、下がってろ。」





酒井「…」





織田くんの台詞を聞いた彼は私にも下がるよう目線で示すが、私は首を横に振った





酒井「危ねえから、」





碓井「危なくなったのは誰のせいかしら?」





酒井「ぐ、」





するとホールのドアが閉められ、今川くんがしびれを切らしたように言い放った





今川「やっちまえーっ!」





「うぉぉぉぉーっ!」





今川くん達がこちらに向かって走ってくると、手元にゴーグルが飛んできた





彼がゴーグルを取る時は、本気で喧嘩をする時だ





みやび「行けーーーーっ!」





みやびさんの合図で、織田くん、仲良し四人組、伊達くん、龍造寺くんが正面からぶつかりに行った





それぞれ理科室、階段、廊下に分かれて戦い、私の出る幕はあまりなさそう





仲良し四人組のいる階段あたりは敵の人数が多いらしく、私は応援の思いも込で彼にある紙を投げた





それをがっちり受け止めた彼は、"サンキュー!"と言って再び相手を蹴散らす





その時、彼の顔に不覚にもときめいてしまったことは私だけの秘密にしておこう















魔村「残り15秒」





織田「走れ貴様ら!」





みやび「勝ち役の皆さん!」





みやびさんと織田くんがホールの扉を開け、皆扉に向かって最後のダッシュ





私は皆より少し早くホールに入り、彼の視界に入る位置に立った





彼は真っ直ぐ私に向かって走ってきて、そのまま勢いよく抱きつかれる





織田くんがホールに入ると同時に旗印戦が終了し、ホールの中には歓喜の声が響いた

団体戦→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。