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ページ39

碓井Side





やばい、今日いつもより遅い、





もう休んだほうが正解だったかな…





私が少し早足で教室に向かうと、教室からぞろぞろと人が出てきた





碓井「…?」





出てくる人たちは何故か皆、怒られた直後の子供みたいになってる




その中には彼の姿もあったけど、敢えてスルーして教室に入った





豊臣「Aちゃん、」





みやび「Aさん、」





みやびさんと豊臣さんも何故か元気がなくて、いつもと変わらないのは織田くんだけだった





碓井「…まるで葬式ね。」





織田「うつけ。誰も死んでなどいない。」





碓井「例えよ。で、どういう状況?」





伊達「裏切り者探しの件で一悶着あったところだ。」





裏切り者探し?昨日みやびさんがやったっていうやつ?





上杉「裏切り者は結局誰か分かっていなかった。けれど、日下部がこのクラスの事を思ってやったことなら誰も責められないだろうということになったんだ。」





碓井「あぁ、だからみやびさん泣きそうなのね」





私がそう言うと、みやびさんは目元を指で拭った





碓井「みやびさん、ちょっと着いてきてくれない?」





みやび「、分かりました。」





ふたりきりで話がしたくて、私はみやびさんと家庭科室に入った















みやびSide





碓井「あ、そこ座ってて。」





私が近くの椅子に座ると、Aさんは冷蔵庫の中からいくつか食材を取り出し、慣れた手付きで調理を始めました





碓井「みやびさんはさ、特進の人たちの事どう思ってる?」





みやび「どう思っているか、ですか…?」





碓井「特進の人たちって、みんな真っ直ぐに生きてるんだと思うんだよね。自分の想いのままに動いてるから、たまに空回りしたり戻れなくなったりするんだと思う。」





みやび「想い、」





碓井「そう、想い。自分の想いを強く持ってる人たちをまとめるのは簡単なことじゃない。まとめるためには、それと同じくらい、もしくはそれ以上に強い想いを持たなきゃならない。」




Aさんは慣れた手付きでフライパンに生地を流し入れ、良い香りを漂わせました





みやび「私は、想いが足りないのでしょうか。」





碓井「うーん、自分が気づいてないだけで強い想いは持ってるんだと思うよ。自分の想いがちゃんと分かればもっと前進できるのかもだけど、そんなに焦らなくてもいいんじゃない?」





Aさんの話を聞いて、少し気持ちが軽くなったような気がしました

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(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

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