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ページ37

碓井Side





みやび「いいですね⁉」





全員『はい!』





始業時間を大きく遅れて教室に入ると、全員が元気に声を出していた。





みやびさんは何故か満足そうな顔をしている





え?どういう状況?





みやび「Aさん!おはようございます!」





碓井「うん、これはどういう状況…?」





上杉「日下部が占いで裏切り者を特定したんだ。」





裏切り者を特定?占いで?





本当にそんな事が出来るのだろうか、けどみやびさんの占いは前回的中しちゃったからな…





みやび「これからはPBB作戦を再開しますので!では!」





みやびさんは満足そうに教室を出ていってしまった





碓井「裏切り者が誰か知ってるの?」





豊臣「俺r」





酒井「知らね。日下部が目光らせてんだとよ。」





台詞を奪った彼は何もなかったような顔をし、奪われた豊臣さんは彼を睨みつけた





いつもと立場が逆だ…





でも、みやびさんは本当に裏切り者を特定したのだろうか





言わなかったってことは、もしかしたらまだ特定できていないのかも。





皆を1つにまとめるために嘘をついていたのだとしたら、バレた時には信用を大きく失ってしまう





碓井「裏切り者、誰なんだろうね…」





裏切り者が誰なのか、教えたほうがいいのかもしれない。





けど私が教えてしまうと、彼らが深く傷を負うような気がする。





だから、私の口からは伝えないでおこう















その日の帰り、私は少し寄り道をして帰ることにした





碓井「…来たよ。遅くなってごめんね。」





返事は勿論帰ってこない





私は膝を曲げ、彫ってある文字をそっとなぞった





"碓井家之墓"





ここには、お母さんとお父さん、大好きだった姉が眠っている





碓井「私、銀杏にいて良いの?」





本当は姉の通っていた黒百合に行くはずだった私が、銀杏にいて良いのだろうか





"貴方を必要としている方の隣に立ちなさい。"





私を必要としている人の隣に、私は立てているのだろうか





私は彼の隣に居て本当にいいのだろうか





碓井「…私はあの人達と一緒にいていいの?」





お母さん、お父さん、姉さん、





なんで姉さんじゃなくてこんなに出来の悪い私が生きてるんだろうね。





姉さんが生きてたほうがうんと幸せだったよね。





碓井「…そっちに行きたいって言ったら怒る?」





「怒るに決まってんだろ」





返ってきた返事は、怒っていた

・→←裏切り者



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(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

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