検索窓
今日:6 hit、昨日:4 hit、合計:41,705 hit

ページ35

碓井Side





みやびさんが薬を取りに行ってくれている間も、私の手首は痛み続けていた





碓井「っ、た…」





酒井「力入れていいから。我慢すんな。」





私は彼が握ってくれている手を強く握った





織田「貴様、その手首の傷は何だ。」





碓井「見た、の…?、」





豊臣「さっき手当した時に見ちゃってん。」





碓井「あぁ…そう、」





私は痛みを堪えながら返事をした





榊原「あれ何なんだよ?」





碓井「手術した時の跡、かな」





上杉「手術?入院していたのかい?」





碓井「ええ、転入する前はね。」





すると、保健室のドアが勢いよく開いてみやびさんが入ってきた





みやび「持ってきました!ハァ、合ってますか、ハァ、」





碓井「ええ、ありがとう、」





私はみやびさんからポーチを受け取って、中から薬の入った袋を取り出した





本多「そんなに飲むのか⁉」





前田「逆に調子悪くなりそう、」





伊達「水を持ってこよう。」





みんなは薬の量に驚いているようだった





伊達くんから水の入った紙コップを受け取ろうとするが、左手は握られたまま





碓井「、ねぇ、」





酒井「ん?何だよ」





碓井「薬飲めないでしょ。」





酒井「飲ませてやろうか?」





碓井「は?」





酒井「だから、」





豊臣「ストォォォッップ!!!」





酒井が私に顔を近づけた所で、私と彼の顔の間に豊臣さんのチョップが突っ込んだ





酒井「秀吉!邪魔すんな!」





榊原「この猿!」





豊臣「うっさいねん!Aちゃん薬飲めへんやろ⁉」





みやび「Aさん、今のうちです」





酒井と榊原くんが豊臣さんを押さえつけている間に、私は素早く薬を飲んだ





碓井「…ゴクン、」





伊達「それは何の薬なんだ?」





碓井「えーと、痛み止めと熱が出ないようにするのとしびれ抑えと乾燥抑えるやつと…」





伊達「多いな」





碓井「これでもほんと一部だよ。寝る前なんか一式飲まなきゃだし。」





上杉「そんなにあるのかい?」





碓井「此の間増えちゃったんだよね。でも入院してたときよりかはましになってきてる。」





上杉「そうなのか。だがもう無理だけはしないでくれ。皆心配していた。」





上杉くんの言葉に全員が頷いた





心配していた、





さっきの旗印戦でのことだろう





でも残念なことに、私はその時のことを何も覚えていない

裏切り者→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (59 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
114人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。