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碓井Side
井伊「家康の野郎…巫山戯た事言いやがって!」
豊臣「まぁでも?敗北宣言したアイツの負けや。」
クラスでどよめきが起こる中、ベランダに出ていた人たちが慌てた様子で帰ってきた
前田「大変だ!」
魔村「明智くんから、降伏するとの連絡が入りました。」
魔村さんの校内放送を聞いた途端、特進クラスは絶望したような雰囲気になった
本多「何でだよ!明智の勝ちは確定してたじゃねぇか!」
豊臣「明智の野郎…裏切りやがった!」
酒井「A、お前真逆ここまで読んで、」
伊達「? 何のことだ?」
井伊「同盟に入る時の条件ってやつか。」
何人かは気づいてるみたいね
豊臣「Aちゃんが出した条件って…」
碓井「同盟に協力するのであって彼に協力するわけではない。
彼が同盟を裏切った場合、」
酒井「容赦、しない…」
そう言った時、教室の中は緊張した雰囲気に変わった
上杉「容赦しないって、まさか、」
本多「だけどよ、明智に掲げても家康が…」
豊臣「確かに。そこはどうするん?」
はぁ…みなさんもうちょっと考えてから発言しようか
碓井「今すぐなんて誰も言ってない。それに、」
黒田「旗印とは限らない、そうだろ?」
碓井「正解。」
榊原「けどよ、旗印以外で勝ってもどうにもならなくねぇか?」
黒田「そこは流石に俺でも読めない。俺が分かるのは、碓井が家康と何らかの因縁を持っているということだけだ。」
教室に帰ってきた黒田くんは、それだけ言って自分の席に座った
豊臣「因縁?前から知り合いやったって事?」
碓井「ここで言うつもりはないから。じゃ。」
私は教室に居たら質問攻めにされそうだったから、自然を装って教室を出た
さて、屋上にでも行きましょうかね
私はなんとなく外の空気を吸いたくなって、屋上に上がった
柵にもたれて、ポケットから取り出したシガレットを一本口に咥える
黒田くんにあそこまで言われるなんて、正直予想してなかった
彼も、ある意味要注意人物かもな
もし彼が向こうについたら、
それほど胸糞の悪いことは無いだろう
どうしたらみんな無事で終わるのか
思いつかない、そんな自分に腹が立つ
碓井「クソ…」
ボキッ
私は咥えていたシガレットを噛みくだいて、2本目を口に咥えた
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串(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:串 | 作成日時:2022年8月26日 18時