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碓井Side





碓井「…」





徳川「あのゴミどもに止められなかったか?」





確かに、彼らには止められた。でも、





碓井「…『ゴミ』って、誰のことかしら?」





徳川「分からないか?あの特進クラスの…」





碓井「特進クラスに、『ゴミ』なんて存在しなかった。」





徳川「俺が来る前はそうだったんだろうな。だが、俺が来たことによりゴミになった。」





この人、もしかして頭悪いのかしら?





碓井「そうね…だとしても、『ゴミ』が何か悪いことをしたわけでもないでしょう?」





徳川「何を言っている。ゴミは存在自体がゴミなのだ。」





碓井「じゃあ1つ聞くけど、貴方、どうして『ゴミ』しかいないクラスに来たの?」





徳川「…何が言いたい」





碓井「貴方は知らないようだけど、人は環境によって変わるのよ。」





徳川「……っ、なぜ」





碓井「誰と会話してるのか、考えたほうが良いんじゃないかしら?」





私は硬直している彼の横を通って、図書室に入った















織田「なんだ、貴様か。」





碓井「なにか問題でも?」





織田「いや、誰があやつと会話していたのか不思議に思ってな」





碓井「ふーん?」





私は本を借りようと目当ての本棚に向かった





織田「調べ物か?」





碓井「そうね…あ、あった。」





織田「用はそれだけか?」





碓井「何よ、」





織田「いや、恋人を置いて来たのだから、それだけが用事ではないだろう。」





この人、なかなか変人だ





碓井「ま、様子を見に来たのも用事としては入ってるかもね。」





織田「らしいぞ、明智。」





なんだ、明智くんに聞かせるために、





明智「碓井さん、ありがとう、ございました。」





私はカウンターで貸出手続きをしながら答えた





碓井「私は何もしてない。言ったよね、君に協力するわけじゃないって。」





明智「でも、家康くんに、」





碓井「あれは貴方のためにやったわけじゃない。じゃ、そういうことだから。」





私は本を片手に図書室を出て、特進教室に戻った















教室に戻った瞬間、特進のほぼ全員に囲まれた





上杉「碓井、家康にあそこまで言って大丈夫だったかい?」





毛利「うむ。なかなかの切れ味じゃった。」





伊達「流石だな。」





豊臣「めーっちゃかっこよかった!」





私は軽く返事を返して自分の席に戻った





酒井「…お疲れ。」

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(プロフ) - あんずさん» お待たせしました〜。不定期更新でごめんなさい… (2022年9月5日 5時) (レス) @page35 id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - やった!更新された!いつもありがとうございます (2022年9月3日 21時) (レス) id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 青晴空 さん、今急いで編集しました!ご指摘ありがとうございます (2022年8月27日 15時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)
青晴空(プロフ) - オ リ ジ ナ ル フ ラ グたってますよー (2022年8月27日 14時) (レス) id: 06dde910e2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - @さくら さん、ありがとうございます。 (2022年8月27日 14時) (レス) id: 0223b6f8e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年8月26日 18時

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