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戦桃丸の号令でパシフィスタによる海賊の一斉掃討が始まる。
それと同時に、電伝虫の映像も切られた。
───1つを除いて。
囚人達が海兵から奪った電伝虫で茶番を続けている為、作戦が進まず、憤るセンゴク。
平行して
「スクアード！無事だったか。さっきてめぇに連絡を」
「ああすいませんオヤッさん！後方、傘下の海賊団はえらいやられ様だ……！！」
「持てる戦力は全てぶつけて来る……！！後ろから追われるんなら望む所だ。俺も出る！！こっちも一気に攻め込む他にねぇ！！！」
「そうですね。俺達もあんたにゃ大恩がある。白ひげ海賊団の為なら命も要らねぇ！！」
そう言い放った瞬間、スクアードは巨大な刀剣で白ひげの腹を突き刺した。
その光景を目の当たりにした海賊達は思考停止する。
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「「「「「「オヤジィ〜〜〜！！！」」」」」」
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海賊達の叫び声がマリンフォードに響いた。
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このスクアードによる裏切りはセンゴクとサカズキによる策略だった。
“白ひげは裏で海軍と取引し、エースと白ひげ海賊団の命と引き替えに、自分の傘下の海賊団の船長の首を売った”とサカズキはスクアードに伝えていた。
その言葉を疑いながらも、信じてしまったスクアード。いや、信じざるを得なかった。
現状、パシフィスタによる集中攻撃は全て傘下の海賊団に向けられていたからだ。
海賊達が動揺している間に、センゴクはクザンを呼び、最後の電伝虫を凍結させる。
作戦がようやく実行され、包囲壁が作動した。
踊らされたスクアードを白ひげは咎める事はなく、彼を力強く抱きしめた。
ゆっくりと立ち上がり、白ひげは処刑台にいるセンゴクを睨み付ける。
そして白ひげはグラグラの実の能力を使い、残っていた氷の壁を壊し、仲間に退路を与え、叫んだ。
「海賊なら！！！信じるものはてめぇで決めろォ！！！！」
「俺と共に来る者は、命を捨ててついて来い！！！」
白ひげの言葉に仲間達の士気が上がり、大地を揺らす程、咆哮する。
そして、白ひげが遂に船から降り、戦場へと繰り出したのだった───
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Miho／ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです！物語も面白くてドキドキしました！これからの更新楽しみにしています！頑張っください！！ (2022年8月17日 20時) (
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作者名：斉和 x他1人 | 作成日時：2022年5月21日 23時
