TIME.21 ページ29
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数日後───
海軍本部ガープの自室にて。
「“冥王”シルバーズ・レイリーか……」
ガープは神妙な面持ちで煎餅を軽く齧る。
すると、パリ、と乾いた音が鳴った。
「どうやら周りは気付いていないらしく、只の爺さんとして売りに出される様で……」
「ぶわっはっはっ！
爆笑しながら、煎餅をバリバリと音を立て食べるガープ。
「本物にしてはあまりな状況で……部下も100%断言出来ないらしく……！」
「茶」
「あ、はい。……どうしましょう中将。センゴク元帥への報告は」
「……いや。この話はわしが預かろう。他の誰にも言うな。センゴクにもじゃ！お前の部下には上手く話せ」
将校はガープから受け取った湯呑みにお茶を淹れる。
「で、ですが、もし本物だとしたら……！」
「間違いなく本物じゃい」
「え！？」
動揺する将校を余所に、再び煎餅を食べるガープ。
そして、温かいお茶が入った湯呑みを受け取った。
「奴の目撃情報なら時々聞いとる。──大方……ギャンブルに負けて身を売った、という所じゃないか？老兵とはいえ下手にレイリーを相手にすれば、軍は思わぬ数の兵力を失うことになるぞ」
一口、茶を啜るガープ。
「今は特にいかん……おめぇ海軍に
「………！！」
ガープの発言にたじろぐ将校だった。
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所変わり、聖地マリージョア───
「………！！また、
わなわなと震えるセンゴクを余所に、シシリー少将は報告を続けた。
「情報では、麦わらの一味に加え、海賊ユースタス・キッドと仲間数名。更に、トラファルガー・ローとその仲間数名。賞金首は１３名まで確認。──内５名は億超えのルーキーです」
センゴクは苦虫を潰したような表情をする。
「主犯格は当然、天竜人に危害を加えたモンキー・Ｄ・ルフィと見られています。“
「───とにかく、天竜人３名を人質に取った前代未聞の凶悪事件と判断しております」
「何か要求はあるのか？」
「いえ、今の所は…！！」
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Miho／ミホ(プロフ) - 今出ている話を全て読ませていただいたんですが、最高に面白いです…!!!!オリジナルキャラの蘇芳がめちゃくちゃ好きです！物語も面白くてドキドキしました！これからの更新楽しみにしています！頑張っください！！ (2022年8月17日 20時) (
レス) @page20 id: 42a2ebe18e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斉和 x他1人 | 作成日時：2022年5月21日 23時
