51.今だけ、あなたの彼女でいたかった。 ページ3
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大我｢A、本当にごめんね｣
｢…………っ、うん｣
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どのくらいの時間、大我の胸の中で泣いていたのだろう。
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花火大会はラストスパートを告げて。
私の目はきっともうパンパンに腫れている。
どう足掻いたって、事実が変わることはなかった。
もともと、大我は意志が固い人だ。
でも、そういうところも全部全部、ひっくるめて大我の事が大好きなんだ。
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｢……、分かったよ。話してくれてありがとう｣
大我｢……うん｣
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『みなさーん、これが最後の花火になります！』
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｢全然花火見れなかったね｣
大我｢…………あのさ、｣
･
大我｢今だけ、俺のわがまま聞いて欲しい｣
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･
そう言って、大我が私の左手を握った。
驚いて、大我の方を見れば、花火が上がるのを待つようにじっと空を見上げていて。
私も同じように空を見上げた。
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･
3
少しだけ
2
この時だけでも
1
･
ヒュー！！！！！！！！ドン！！！！！！！
･
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｢っ……？！｣
大我の彼女になれた気分だった。
夢が叶った気分だった。
･
初めてのキスは、涙のしょっぱい味がした。
私の涙はとうに枯れていたのに。
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あんじゅ(プロフ) - えみりーたさん» 嬉しいコメントありがとうございます♡本当にお待たせしました〜(TT)次回の更新もお楽しみに！！ヽ(*´∀｀)ノ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
えみりーた(プロフ) - はじめまして。ずっと更新待ってました！切ない展開に、胸が締め付けられてます。この後どうなるのか、ますます楽しみになりました。期待してます！ (2022年8月10日 22時) (レス) @page8 id: d4d342cc13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年8月10日 19時
