65.傷は癒えない ページ17
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北斗が、女の子たちが集まっている方へ向かうと、一斉にみんながお菓子を配りだした。
遠くからでもキャーキャー言われているのが分かるし、｢インスタ教えてー！｣｢ライン交換しよー！｣なんて言われて少し戸惑っている。
彩羽｢あーあー、松村困っちゃってる(笑)｣
｢モテ期来るの、いい事だけじゃないね(笑)｣
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チョコをつまみながら、遠巻きに北斗を眺める私たち。
そうしていると、いかにも困った！って感じの北斗がこちらに視線を向けた。
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た、す、け、て
彩羽｢あはは！松村がヘルプだって〜｣
彩羽が、北斗を指さして笑う。
眉毛を八の字にして、今にも泣きそうな顔の北斗はまるで小さい柴犬みたいで。ちょっと可愛かったのはここだけの話。
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北斗｢⋯⋯⋯、死ぬ｣
彩羽｢いいじゃん、モテ期モテ期！｣
北斗｢巻き髪女子は怖いって！｣
結局、数分して北斗が手には抱えきれないくらいのお菓子を持って帰ってきた。
たくさんの紙切れには、丁寧に各SNSのIDも可愛い文字で書かれている。
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彩羽｢、てかさ｣
一人足りない、いつもの帰り道。
彩羽｢A、少しは気持ちの整理ついた？｣
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気まずそうに、北斗も私をそーっと見つめる。
｢それは＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿｣
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あんじゅ(プロフ) - えみりーたさん» 嬉しいコメントありがとうございます♡本当にお待たせしました〜(TT)次回の更新もお楽しみに！！ヽ(*´∀｀)ノ (2022年8月10日 23時) (
レス) id: b8ed25930e (このIDを非表示/違反報告)
えみりーた(プロフ) - はじめまして。ずっと更新待ってました！切ない展開に、胸が締め付けられてます。この後どうなるのか、ますます楽しみになりました。期待してます！ (2022年8月10日 22時) (レス) @page8 id: d4d342cc13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あんじゅ | 作成日時：2022年8月10日 19時
