Ψ後の晩餐4

第134χ ページ4

さてどうしたものか
照橋さんとの誘いを断れば後々めんどくさい事になりそうだ


Aさんも遊園地に誘うか……？
いやダメだ
僕が居ずらくなる


…………そうだ！ゆうたを誘えば照橋さんは嫌がるしAさんがいるとなれば僕にベタベタくっつく事は出来ないだろう

行きたいのは遊園地なんかでは無く断然ケーキだが……仕方ない


《……一緒に行くか？》

｢えぇっ？！いや、いいよ……！2人で楽しんできて！｣

《…………》

｢ええっとほら……邪魔になっちゃうし……｣

《僕は今君の心の中も読める》

｢うっ…………｣
(い、行きたいのバレてる…………)

《行くか？》

｢えと〜……あの〜……｣

《行くか？》

｢い、行きます…………｣


悪いなAさん
僕に付き合ってくれ





───────






夏休みも10日ほど過ぎ8月1日
世の学生達もそろそろ学校気分が抜けて夏休み気分にシフトチェンジ

俺たちの夏休みはこれからだ！とご期待していくところだろうが……


｢Aちゃ〜ん！斉木さ〜ん！！｣


僕の夏休みはこれで終わりだ


｢鳥束くーん！知予ちゃーん！海藤くーん！｣

｢遅いっスよ斉木さ〜ん！……Aちゃん、時間ピッタリだねっ｣


一緒に来たんだが


｢A、斉木くん久しぶりー！｣

｢知予ちゃんほんと久しぶり！｣

｢もう、知予でいいってばぁ！ふふふ｣

｢ごめんね知予……ってあれ？もう1人いるんじゃ……｣

｢あー亜リ栖ちゃん、恐ろしい怨念と未来が見えるって帰っちゃったのー｣


超能力者なの？


｢ねー斉木さん聞いてます？10分遅刻っスよ〜何やってたんスか〜？さては昨日楽しみで寝れなかったんじゃ……｣


鳥束の頬をギュッと抓った


うるさいお前のせいでこうなったんだ


｢いたいたいたとれるとれるちぎれるちぎれる……！！！｣

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