Ψ後の晩餐6

第271χ ページ44

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｢それにしても良かったね東野くん勝ったんだね！｣

《まさかあの図書委員が東野と村上の子供だったとはな……》

｢あれはびっくりした！でも顔でわかるもんだね、ふふ｣


あの図書委員も顔キツかったな……


｢でもあーいう純粋な恋愛羨ましい！｣


フィアンセが出てきて殴り合いの喧嘩してる時点で全然純粋じゃない


《あれが羨ましいか……？》

｢自分の奪い合いってちょっとされてみたいかも。斉木くんはわかってないなー。あの3人がああいう顔だったから羨ましく思えないだけで、美男美女だったら絶対そう思えるよ！｣

《君の悪気のない発言が怖い》

｢そう？｣

《そう》

｢えへへー｣


突然ニコニコしてこっちを見出す


《なんだ》

｢斉木くんやっぱりイケメン｣

《何か欲しいなら他のやつに言った方がいいぞ。もっと単純な奴にしろ。そーだな、父さ｢違うけど違くない！！｣

《は？》

｢斉木くんが欲しいなら斉木くんに言った方がいいでしょ…………｣


顔を赤くしてモゴモゴ言い出した

何故か最近こういうのが多い気がする


《……なんか最近大っぴらになってきてるな》

｢えっ、そうかな……｣

《僕に対しての気持ちがバレるのが恥ずかしいからってリングを改造したのにこれじゃあ意味なくないか？僕としてはどうでもいいが》

｢さ、最近抑えられなくて……あの……その…気持ちが……ごめんね、迷惑だった……？｣


最近妙にこういう類いの事を言ってくると思ったらそういう事か
今思えば好き好き言われるのも多くなってきてる気がする


《別に。迷惑を通り越してなんとも思ってない》

｢そ、それなら良かった……｣


それでいいのか？
まぁ言ったのは僕だが


｢もう私が斉木くんの事好きなの知ってるし、爆発しちゃってもいいかなぁって……そう思ってたんだけど、斉木くんの迷惑を考えて無かったね。ごめんね｣

《別に謝る事じゃないだろ》

｢ありがとう……！｣

《ただ人前で言うのはやめてくれ》

｢わかってるよ！そこは大丈夫！目立ちたくないんだよね！｣


理由はそれだけでは無い事を君は知らない
だからと言って別に言う必要も無い

今はまだ


｢2人きりならいいって事？｣

《勝手にしろ。耳を塞いでおく》

｢念じてやる…………｣


その後脳内にこびり付くほど言われた

先が思いやられる……

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