第265χ ページ38
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「あーあ……」
占いが出来るみーこの運命の相手が斉木くんならもう私は終わりだ
でも別にみーこを嫌いになったりはしない
みーこが運命の相手を決めたわけじゃない
運命がみーこの相手を決めたんだから
「……みーこと斉木くん……お似合いだ……」
《どこがだ》
「なんか正反対に見えて実は相棒っぽい所が」
《おい前見ろ電柱にぶつかる…………》
「うげっ!!」
《ぞ……》
「……ったぁ〜…………もうちょっと早く言って…………」
《君が前を見てないのが悪い》
「というか斉木くんいつの間にいたの?!」
《今来た》
「みーこは?」
《知らん。帰ったんじゃないか?》
「…………みーこの運命の人……斉木くんだった……」
《だな》
「うぅ……お幸せに……」
《おい勝手に決めるな。僕はアイツに恋愛感情など持ってないぞ》
「でも運命の人でしょ?いずれ斉木くんも好きになるんじゃ……」
《相卜の運命の人が僕だっただけだ》
「……うん?」
《僕の運命の相手が相卜だった訳じゃない。片方がそう感じても、もう片方はそう感じない事なんていくらでもある話だ》
……あ。確かにそうだ
みーこが運命だと感じても、斉木くんはみーこに運命を感じてない……
「じゃあまだ彼女がいない独り身でいてくれるの……?」
《その言い方はどうかと思うがそうだな》
「良かった……良かったよぉおおおお」
安心した……
みーこには悪いけど……
でも……とりあえず斉木くんは誰も好きじゃなくて良かった
私はやっぱり好意を持たれてないんだと改めて思ったけど、斉木くんとこうやって話せるだけで幸せだからいいや
……ん?待てよ……?
「"運命の相手が相卜だった訳じゃない"ってことは……斉木くんも占ってもらったの?」
《占ってもらったんじゃない勝手に……》
あ、言ってしまったっていう顔してる……!!
「えっ?!誰だったの?!いた?!ねぇいないよね?!いなかったんだよね?!」
《うるさい》
「なんでー!!いたかいないかくらい教えてよー!!」
《……きみ…………と白身どっちが好きだ》
「えいきなり卵の話?!」
《僕は黄身だな、うん》
「えっ?君……?!」
《……いや、黄身》
「私は君。へへ」
《黄身かなるほど》
「黄身じゃなくて君!が好き!」
《僕は君の方が好きだ。あ、間違えた》
「えーっ?!やったー!!あははっ」
《……どうでもいいな…………》
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まつり(プロフ) - とんこつさん» 朝イチでおはようございます。笑 そんな大優勝なんて申し訳ないです……!自分から言っといて何言ってんだって話ですよね笑 今日シリーズ7に移行しますので、良かったらそちらも見て欲しいです……!本当に読んで頂きありがとうございますo(^▽^)o (2021年4月11日 6時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - 夜中にこんばんは(控えめ)はい!まつりさんが大優勝ですよ!!ありがとうございます(*^▽^*) (2021年4月10日 23時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - とんこつさん» こんにちは!読んで頂いてありがとうございます!……朝まで?!お身体が心配です……!と思う半面"朝になりました"で笑ってしまいました笑 過去1……!これは私優勝でいいですか?!笑 こちらこそありがとうございます!更新頑張ります!! (2021年4月8日 11時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
とんこつ - こんにちわ!すっごく面白くてずーーっと読んでて朝になりました笑更新頑張ってください!この作品過去1面白いです!ありがとうございます! (2021年4月8日 11時) (レス) id: ce3e3c4100 (このIDを非表示/違反報告)
まつり(プロフ) - 玲さん» 初めまして、読んで頂いてありがとうございます!!楽しんで頂けてる様で嬉しいです!まだまだ続きます!!笑 頑張ります!!笑 (2021年4月6日 18時) (レス) id: 254ca2f352 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2021年3月30日 10時