Ψ後の晩餐6

第264χ ページ37

(トラックのオッサン、ちよぴっぴ2人の死相が消えた……Aにも今のところ死相は出てない……)

｢私に死相ある……？｣

｢……ねーよ、良かった｣

｢良かったぁ……それにしても……｣

(あれがアタシの運命の相手……斉木楠雄……スゲー男だ……いや……つーか……)

｢完全にガチ恋だわこれ……｣
｢めっちゃかっこよかった斉木くん……｣

｢｢え？｣｣


こうなるから嫌なんだよ

……はぁ。めんどくさいのがまた1人増えた……
とりあえず2人の元に行くか……


｢斉木くんはみーこに渡さないもぉ〜んやだやだぁああ〜！｣

｢わーかったって！わかったからしがみつくな！！｣


周りの状況を確認し、安堵のため息が出た

本当に終わった様だな


｢おっ！サイキッくんおつー！｣

｢斉木くん……！？い、今の見てた……？｣

《しがみついて喚いてるとこなんて見てないから安心しろ》

｢見てたんじゃん！！！わーん恥ずかしい2人とも嫌い！！もう帰る！！｣


泣きながらカサカサと帰って行ったAさんを見て2人で呆れ、ため息が出た


｢なんだアイツ……｣

放っておけ

｢あ、そーだ｣


？
何やら占いを始めた
今ここでなんの占いだ


｢ふーんやっぱりねぇ〜……｣

？

｢やっぱりアタシの運命の相手はアンタだわ……っ！！｣

またその話か

｢……でも、アンタはちげーわ。アンタの運命の相手は帰ったよ。今｣

！！

｢うわ〜こんな相性いいの見た事ねぇわ……ガチ引くんだけど……鬼ヤバ。とりまAにはショナイにしとく？｣

……頼む

｢こりゃアタシの負けだわ〜っ！アイツの運命の相手は昔からアタシと一緒だったんだよ。イニシャルがね。まさか同じ奴だとは思ってなくてお互い笑ってたけど……アイツは忘れてるっぽいんだけどマジうける｣

…………

踵を返し、家に向かう


｢お、帰んの？またねー運命の愛しの相手サイキッくん｣


能力者に運命の相手を言われてしまえば、もう否定は出来ない

だが肯定もしない

肯定してしまえば僕は弱くなる気がする
僕にはまだやることがあるんだ

それまでは……

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