Ψ後の晩餐6

第261χ ページ34

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《……という訳で、理解したか？》

｢あーだからつまりあんたは超能力者で、Aはそれを知ってるって訳っしょ？｣

｢そうそう……！そうだけど……運命の相手ってやっぱり斉木くんだったんだね…………｣

｢バイブス上がんだけど！相手が超能力者でつえー男とかマジやばめじゃね？｣

｢バイブス下がるよぉ〜ふぇ〜ん！！｣


やめろ
無い


｢あ、それよりサイキッくん1回オーラ消してくんね？｣


フッとオーラを消すと、相卜は視える視えるとAさんを見た


｢死相消えてるわ！良かった〜！｣

｢ほんと？！それは良かった……！ありがとう斉木くん、みーこ！｣


その時、ガチャっとドアの開く音がした


｢なんだ〜みこちんとAと斉木くんかぁ〜！ってまだ居たの？！｣

｢ちよぴっぴ？！いやてか逆になんでアンタがいんの？！｣

｢屋上の階段下に忘れ物しちゃって……取りに来たら屋上からふぇ〜んって聞こえるから幽霊かと思って来ちゃった！｣

｢そ、それ私だごめん……｣

｢いやつーかそんな事より…………！！｣
(ちよぴっぴに死相移ってんだけど！！)


なにっ？！

……Aさんの死相は消えた訳では無かったのか……
正確には、夢原さんが来たことによって運命が変わりAさんが受けるはずの不運が夢原さんに移った


超能力を知らない奴に移るとは面倒な事になったな……


(ちょっとどうするよ？！超やべーって！)

｢……？みこちん？そんな事より……なに？｣

｢あぁいや、やっぱなんでもねーわ……！｣

｢みーこ変な人ー！｣

《呑気な事を言ってる場合じゃないぞ》

｢え……｣
(なんで？どうしたの？)

《Aさんの死相が消えた原因は、君が受けるはずだった不運が夢原さんに移ったからだ》

(ええっ？！)

《ここからは2人に言うからよく聞け。僕はオーラが混線しない様離れた所から3人を見張る。夢原さんの死相が消えるまでしっかり見届けろ》

((ガッテン！))

《夢原さんの死相が消えたとしてもAさんにまた死相が出て来るとも限らない。Aさんはしっかり相卜に着いてろ。いいな》

(うぃっす！)
(な、何かあったら来てくれるよね……？)

《さすがの僕も見殺しは気分が悪い。何かあったら僕が行く》

(わかった！気合い入れてく！)

｢ねーちょっとなんで3人で見つめあってんの？……えっ？！なになに修羅場中？！｣

｢んな訳ねぇっての！ほら！帰るよちよぴっぴ！｣

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