Ψ後の晩餐6

第259χ ページ32

｢行ってもオーラ視えないんでしょ？ならここで校門を見張ろうよ。誰かがあそこを通ってオーラが視えるようになったらその人が犯人って事でしょ？｣

｢うはっ！マジ頭いーし！｣


君が運命の相手探しに加担してどうする


｢Aサイコー！マジ尊敬だわ！！マジ天才現るって感じなんですケド！！｣


相卜はAさんにぎゅっと抱きついた


｢うおお…おッぱいぷにぷにブリュンヒルデ……｣


仕方ない……

瞬間移動し、校門を出た


｢あっ！早速誰か来たよ｣

｢うお！髪ピンクじゃん！バイブス上がってきたー！｣

｢あっ、斉木くんだ！｣

｢斉木……？あーリストに入ってるあいつか！さっき捕まんなかったんだよなーアイツ｣

｢えっ……で、でも行ったね……！……どう？オーラ視える？｣

｢んにゃダメっすわ｣

｢よ、良かった……じゃあ斉木くんは違うって事だね！｣

｢なんか嬉しそうじゃね？｣

｢えぇ？！いやそんなことは……っ｣


また瞬間移動で屋上に戻ってきた

良しこれで僕は候補から外れた

オーラが届くギリギリまで行って瞬間移動で引き返して来た

ひらめきも作戦も良かったが僕に聞かれたのが運の尽きだったな

あとは適当なタイミングで帰るだけだ……


｢あっ！次来たよ！｣




───────




｢……もう誰も通んなくなっちゃったね……知予も"先帰ってるねー！"って海藤くん見つけて行っちゃったし……オーラまだ視えない？｣

｢まったく視えねー｣

｢もう誰も残ってないよね……ごめん……やっぱりさっきの推理間違えだったみたい｣

｢はぁ？！謝るとか意味わかんねーし、むしろ付き合わしちゃってマジメンゴだわ｣

｢いいんだよ久しぶりにみーこに会えて良かったし！｣

｢普通にこないだぶりじゃね？｣

｢それも含めてだよ……！｣

｢あーでも結局運命の相手もオーラが視えなくなる理由もわからずじまいか〜……｣

｢帰ろっか……｣


やれやれ……
どうやら完璧に誤魔化せたみたいだな

二人が帰る前に僕も行くとするか……


瞬間移動で家に帰ってきた


今頃はオーラが視える様になって騒いでいるだろう

少し千里眼で見てみるか……

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