Ψ後の晩餐6

第258χ ページ31

その時、屋上のドアが開いた


｢みーいこっ！｣

｢A……ってうえええ？！アンタなんでこんなとこいんの？！マジ超絶びっくりなんだけど！｣


なっ……？！
Aさん？！
なんでここに……？！
相卜と知り合いなのか？！


｢今日用事あってこの学校来たんだけど、みーこがここにいるって聞いてこっそり入ってきちゃった｣


……！！
今朝の話は相卜の事だったのか……！

確か……こっちに転校してきたとか……
前からの知り合いか？

やはりAさんの話はちゃんと聞いておくべきだな……


｢知予下にいるよ〜｣

｢はぁ〜……全然いねーよ……運命の相手｣

｢聞いてる……？まだ運命の相手探してたんだね〜｣

｢あったりめーよ！その為にこっち転校してきたんだっつーの。つーかなんで学校だとオーラ視えねぇのかなーぁ……｣

｢え？見えないの？｣

｢視えねぇーのよぉ……｣


やばいな……
Aさんが僕のせいだと気づけばバレる可能性がある
どうする……


｢学校の外なら視えるの？｣

｢うん学校の外か学校でも放課後ならたまに視えっ事もあるけど……はぁ〜……この学校呪いでもあんのかな〜……｣

｢日中は視えないって訳じゃなくて？｣

｢んーや休みの日とかは普通に視えんのよこれが｣


良かった
Aさんは気づいていないようだな

まぁ呪いでもなんでもなく、僕が近くにいるから視えないのだ

オーラが視えない理由は前に僕が苦労して解き明かした

正解は僕のオーラが学校全体を覆う程巨大な為僕以外のオーラが視えないのだ

ﾌﾌｯこの答えに気づかない限り僕の正体には辿り着けないぞ……


｢んー……それってもしかしてさ、みーこの運命の相手のオーラが凄くでーっかくて他を視えなくしてるんじゃないの？｣

｢ハッ！それだわ！！｣


はいたどり着きました


｢いやそれどころじゃねーわ！鬼ヤババーニングブリュンヒルデだわ！！｣

｢それ初めて聞いた｣

｢って事はまだここにいんだよね？！捜してくる！！｣


Aさんめ……
余計な事を……


｢あっ！ちょっと待って！｣

｢え？｣

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