Ψ後の晩餐6

第250χ ページ23

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｢あ〜楽しかったねぇ！｣

｢今日は随分遅くまで遊んじまったな｣

｢じゃあここでお別れだ、またな！｣

｢じゃあね〜！｣


帰り道
みんな道で別れたあと、Aさんはふぅ、とため息をついた
随分お疲れの様だな


｢遊びすぎたぁ……リング外すのも忘れてたし、錆びないかなぁ……｣

《1回くらい大丈夫だろ》

｢そうだよね……あーお腹空いたぁ……夜ご飯の時間だいぶ過ぎちゃったし……なんかウチで食べない？｣

《食べない僕は帰る》

｢よぉーし！何食べる？？｣

《日本語通じないのか？》





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｢結局コンビニ弁当にしちゃったね〜｣



結局来てしまった
もう帰って寝たいんだが、お腹が空いたのは僕も一緒だ


｢夏休み……終わっちゃったね｣

《まためんどくさいやつらと毎日顔を合わせなきゃいけない日が来るなんて末恐ろしいな》

｢愉快な仲間たちじゃーん！いいなー、そっちの学校に行きたい｣

《なにもいい事ないぞ》

｢あははっ。でもゆめのちゃん置いていけないや〜｣


そう言いながら弁当を食べるAさんは随分と眠たそうだ
眠いならさっさと食べて寝ればいいのに、何故僕を呼んだんだ


そのまま互いに黙々と食べ、結局食べ終わるまで無言だった

Aさんが喋らない程怖いものは無い


食べ終わったAさんは、テレビの前のソファに座り、隣をぽんぽんと叩く


《僕は帰るぞ。君も寝たらどうだ》

｢いいから来てよーっ｣


ムスッとしたAさんは目線を僕に合わせない
どうも眠い時は不機嫌になりやすい

子供か


やれやれと隣に座るが特に何も無く、2人で大して面白くもないテレビをじっと見る

何がしたいのかさっぱり分からない


しばらくすると、肩が重くなった

寝たか……
さて帰ろう


？！



瞬間移動をしようとした時、ソファに着いていた手の小指がキュッと握られた


ハッとAさんを見ると、眠そうではあるがまだ起きていた

無言だからてっきり寝たかと思っていたが……

今日はやけに甘えてくる

普段こんなことはして来ないはず
一体何があったんだ？

もはやデレとかのレベルでは無い


！
こういう時こそ……


強制テレパシー！！

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