【実.況者】俺らの幼馴染みが鈍感すぎた件【最/俺】

#53 -こーすけ- ページ3

こーちゃんママにキヨくんのことを相談してます。
というか、こーちゃんに察されていろいろ聞かれています。

こ「え？本当にキヨ告ったの！？」

どうやらこーちゃんは当てずっぽうで言ってきたらしく、本当にキヨくんが告ったとは思わなかったらしい。

『うん。ねぇどーしたらいいと思う？』

こ「俺に聞くか？」

こーちゃんは笑いながらそう言った。
このこと相談できるのって限られてるんだから、こーちゃんの意見も聞きたいんだよな…。

こ「キヨへの返事はAが自分で考えて出すべきだと思う」

フジくんと同じようなことを言われる。
確かに、今までの私だったら誰かに相談なんかせず秒で断っていただろう。
でも、相手はあのキヨくんだ。
ただの友達よりも大切な存在なんだもん。
誰かに相談せずにはいられないよ…。

『初めてなの…。こんな風に誰かを思ったことが』

こ「もうそれってさ…」

こーちゃんは少し呆れたようにそう言ったが、言葉を発するのを止めた。
何かを察して欲しそうな顔で私を見つめてくる。
たが生憎私の恋愛経験はゴミだ。
そういう関係の察しは苦手なのだ。

『もう、よくわかんないや』

こ「俺もAがわかんない…」

ちょっと困ったように言うこーちゃんはなんかかわいかった。
私はこーちゃんにお礼をし、ヒラくんの元へ向かった。
正直ヒラくんが恋愛相談の相手でいいのかって思ったけどね。

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