25【周りを】 ページ26
・
壮行会が始まる。
一星と西陰は野坂について和解する機会になり、他の者は食事を楽しんでいた。
会場内のモニターではトーナメントの決定が放送されており選手らは息を飲んで結果を見る。
「……！！…スペイン……」
「！！…うわっ、お前居たのかよ！」
「…失礼ですね、今から居ましたよ。」
「今からってなんだよ。」
相変わらず気配が無い、A。
ヒロトは何気に会話をしていたが彼女の姿を見て赤面させた。
「あぁ、くそっ…
…おいA。」
「なんですか」
「…似合ってんぞそのドレス。」
てっきり無反応かと思いきやスッと目をそらしたA。
そんな二人のやり取りに野坂は眉を微かに吊り上げた。
そこへとある人物らが現れる。
・
・
「久しぶりだな…、円堂。」
スペイン代表…クラリオら。
それにしても、なぜスペイン代表である彼らが居るのか、円堂が問う。
「イナズマジャパンの壮行会の特別ゲストとして、私がお招き致しました。」
そう伝えたのは、新条と名乗る男性。
一星は不安を露わにする。
「世界サッカー協会の理事であるギリカナン様の代理として参りました。」
「はい、今回はお招きいただいてありがとうございます〜。」
趙金雲がお礼を言うと、新条は一星に「元気だったかい。」と聞いた。
知り合いであることに驚いた選手らは一星にどういう関係なのか口に出さずとも聞く姿勢を向けた。
それに一星は静かに答える。
「…彼は、オリオン財団の理事長であるギリカナンの側近だよ。」
「これはオリオン財団が仕組んだ壮行会と言う訳か…」
「……やっぱりか。食事に手を付けなくて良かった。」
Aが周りに置かれた料理を見て汚らわしい物を見るような目を向けた。
新条は舞台に上がり、モニターを背に演説を行った。
演説ではオリオン財団の行っていることを話した。
その内容に、つくしは「思ったより全然悪い人達じゃ無い。」と感想を表した。
「では、ゆっくりと楽しんでください。」
演説が終わり、再び食事にありつく明日人ら。
そんな彼らを見てAは嫌そうな目をして、去ろうとした…が、
「待って。」
「！……悠馬。」
久しぶり、と言ってもたかが半日程度話していないだけ。
それでも野坂にとっては十分離れているように感じ取れた。
掴まれたAの手は野坂に握り直された。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Setsuki.(プロフ) - ice.11さん» いえいえ 笑 (2019年7月13日 12時) (
レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
ice.11(プロフ) - Setsuki.さん» 初めて知りましたw何気に面白い知識、ありがとうございます！ (2019年7月13日 11時) (レス) id: 14dbba7e04 (このIDを非表示/違反報告)
Setsuki.(プロフ) - どーもっ！← 度々失礼します！Setsuki.です！プリキュアって、変身にすごく時間かかっているように見えて物凄い速さで変身してるらしいです 笑 (2019年7月11日 18時) (レス) id: 77812d9344 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ice.11 | 作成日時：2019年7月3日 23時
