【鬼滅の刃】"隠し子"と呼ばれた最強の隊士

弐-2- ページ3

･



お館様と話して数日が経過。

私は任務に追われていた。


「北北東の街、鬼の気配！向かって！向かって！」

私の通信手段はうぐいすの一葉。

鬼殺隊の隊士になりたての頃からの相棒。


一緒に訓練したおかげか鳥なのに珍しく呼吸が使える。



『一葉、柱合会議いつだった？帰宅間に合う？』


「珍しいね、Aが柱合会議に参加するの！まだ大丈夫！今日仕事を片付けたら間に合うよ！」



『"例の子達"が参加するらしいからね、そっかありがと。』


「なるほどね！興味あったもんね！まぁ、でも、とりあえず鬼を倒しましょ！」


『うん。』



「あ、そうそう、今回の鬼、十二鬼月の下弦らしいわよ！」



『あー、雑魚？入れ替わってつまんない十二鬼月の中の雑魚ねぇ……』


「あなたなら大丈夫だけど油断は禁物ね！」


『はーい』


そんなことを話していたらあっという間に目的地へと到着。


鬼の気配や匂い、音を瞬時に捉えて、出没しそうな場所を探り当てる。


あとは、向こうに気づかれず夜まで時間を潰すまで。


元々着いた時間が夕方だったから夕飯をゆっくりと楽しみ、食べ追える頃には夜になっていた。






･

参-3-→←壱-1-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す