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26-side K ページ49
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「勝手に押しかけてすみませんでした」
「ううん、いいよ」
丁寧に頭を下げるAちゃんを見ていると、顔が上がってバッチリ目が合う
彼女の瞳が少し揺れた気がした
そして、
「海さん、私、海さんのことが好きです」
彼女から聞くそれはとても嬉しくて
やっぱりそうかと思う自分もいたけど、それでも嬉しかった
……嬉しい反面、つらいと思った
「苦しかったとき、海さんがくれた言葉がすごくあたたかくて力になって…」
「分かってます、この前ああ言われた理由。でも、私、それでも好きなんです。待ちたいって思うし、多分このままだとずっと好きです。だから…」
「だから、もし本当に無理なら。はっきり振ってください」
彼女のまっすぐな想いに苦しくなった
目に涙を浮かべながらもまっすぐ自分を見て一生懸命に話す姿がとても健気だから
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作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時