検索窓
今日:13 hit、昨日:45 hit、合計:66,001 hit

20-side K ページ43

.





「お前、式もーちょい早くできないの?ほら再来週とか」

「ばっか、お前。結婚式ってな、結構準備に時間かかんの」

「友達の式に出られないなんて嫌だ」

「海くん駄々こねないのぉ」




飲み始めて1時間
頼むお酒もスピードもいつもと変わらない








「この前ドレス見に行ってさ〜やっぱ女子って好きだよなこういうやつ」

「お、綺麗じゃん」

「ちょー待たされたからね、このとき。来週は和装も見に行くって張り切ってるわ。ほんと、よく飽きねーなと思うよ」






この饒舌っぷり


幸せを前面に押し出した惚気トークを繰り広げる稜雅を、どこか別世界のことのように見ていた







そしたら、やっぱり気づくんだよ
こいつは





「海?」

「なんですかー?」

「どうなった…?」

「何がー?」

「いや、何がじゃなくてね」







分かってるよ、稜雅が言いたいことなんて




.

21-side K→←21



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (62 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
265人がお気に入り
設定タグ:超特急 , カイ , 小笠原海   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きぃた | 作成日時:2018年3月6日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。