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6-side K ページ19
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次に彼女を見たのはそれから数週間のこと
ちょうど隣のテーブルに座ってきて、少しだけ心臓がはねた
負のオーラ
彼女はそれを纏っていたし、自分も悩みがなかなか解決しなくて醸し出していたと思う
ため息が重なった
視線に気づいて隣を見たら
おそらく俺の顔をガン見してたのだろう、少し照れた表情で逸らそうとするから
「この前の」
すると、何のことだと言わんばかりに顔を歪ませたあと目線を外しながらきっと頭の中でぐるぐる思い出してる表情
何この子
超おもしろい
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話してみて初めてわかったことだけど、彼女はよく笑う
「はい こんな優良物件なぜ採らないってイライラしてました」
「ふふっ 面白いですね」
「俺を落とした会社みんな見返すくらいデカい人材になってやるわとも思った」
「攻撃的(笑)」
「それくらい思わないとやってられないよね」
「そうですね......そっかぁ」
そうだよ
自分を卑下することはない
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作者名：きぃた | 作成日時：2018年3月6日 11時
