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「……貴方らしい終わり方じゃない。えぇ、いつも不完全で不安定で、中途半端な貴方らしい、ね。」
「本当にキミは良く口が回るねぇ。一応言って置くが、僕はキミでも在るんだからね」
「……なぁに?その喋り方。」
そう言いながら先程まで見ていた本を閉じ、表紙を指でなぞった女。
に対して男は優雅に紅茶をすすりながら回転椅子をキィ、と鳴らす。
「なに、って…なんだい?」
「はぁ……アンタのその話し方よ。気味が悪いったらありゃしないわ」
「まぁまぁ、そのうち戻るから気にしないでおくれ」
「……はぁ?」
最早呆れ、とも驚き、とも取れないような良くわからない声を出した女の手元から男は本を奪い取った。
「さっきキミは、これを中途半端だと言ったね?」
「えぇ、言ったわ」
男はニヤリと笑うとどこから取り出したのか、シルクハットとマイクを手に持ち声高らかに宣言する。
「なんと、続編!!制作決定!!!」
「…」
「……そこはキミ、合いの手を入れる所だろう。」
「七海さん来ますよ」
「そう、それだよそれ」
「は?」
「続編の理由さ」
アンタはアホか。なんて今度こそ溜め息を吐いた女を放っておき、男は椅子に座り直した。
「まだ僕たちの野望は全て、叶え切れてないのでね」
「制作予定は?」
「白紙さ」
んなもんを発表すんじゃねぇ!!!!!
なんて女の声が近くの住宅街へまで響いていた。
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(ところでなんだが、ここを小説風にした理由はどうやら本人も分かってないらしいぞ)
(私たちのモデルも性別を隠してる自分の為に二人作ったらしいしね)
((ほんと、))
((何やってんだか………))
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廣岡唯 - 初めまして。ひろおかゆいだ (2023年3月10日 16時) (レス) @page11 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
柊羽(プロフ) - はじめまして!読んでいて凄く面白くて、ああ、こう言う捉え方も有るんだなぁと感動しました。私も獄都事変や刀剣乱舞の夢小説を拙いながら書いてます。 (2020年8月11日 20時) (レス) id: e7c80db1ad (このIDを非表示/違反報告)
ピクルス - 性格悪くてすみせん。知ってるんですか!? (2020年7月23日 6時) (レス) id: 2a7c012e78 (このIDを非表示/違反報告)
星妻桜@姉妹同盟(プロフ) - 私、ある某鬼狩りの小説書いてます!タイトルは「やっぱいいや…」です! (2020年7月22日 19時) (レス) id: fe16128dce (このIDを非表示/違反報告)
あたおか - 続編!!楽しみにしております!! (2020年7月18日 23時) (レス) id: b7310dfe5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:社畜 | 作成日時:2020年6月12日 22時