赤血球で、白血球な皆のおまわりさん！！【はたらく細胞】

たちが悪いラブレター ページ6

6731(A)side






6731「･･･




愛しの防体細胞さん、お久しぶりね！

私、最近貴方のお顔が見られていなくて寂しいです。私はヘルパーT司令官の側にいないといけないから、貴方に会いに行けないし･･･。
そこでね、樹状細胞さんに相談したら、貴方の写真を何枚かくれたんです！

ちなみに、手紙と一緒に入ってる写真あげます。あ、心配しないで。それコピーしたやつだから、返さなくていいですよ！



貴方の好きなロイヤルミルクティー、貴方のためならいつでもどこでも入れて差し上げます。


愛してます。



制御性T細胞」




･･････。


6731「毎度のことだが、『愛してます』って手紙終わりの挨拶だっけ？･･･この人、毎回毎回終わりのほうに書いているんだが」



ロイヤルミルクティーか。
そうだな･･･最近、制御性Tさんの入れるミルクティー飲んでないなあ。



そう思い、もう一度手紙を眺める。


6731「この、写真･･･ってなんだ？」


え、写真？･･･俺の？？





身に覚えがない。
最近そんな、樹状に撮られて恥ずかしい姿など見せないように生活して･･･






カサカサと封筒の中をあさっていると一枚だけ丈夫な紙が出てきた。







6731「･･･あ」

何やら、緑色の付箋もついている。



«プリンを落とすなんて、しっかりものの君にもそういう事があるんだね★

By jyujyousaibo»



それは、丁度この前大事にとっておいたプリンを落として泣きかけたときの写真だった。


6731「･･･くそっ、あの細胞野郎っ！！」



惨めにも目を涙で潤ませ、膝をつきプリンの残骸を切なく見つめている写真の中の俺は全くかっこよくない。




6731「･･･ああああ、もうっ！こんな恥さらしっ･･･！？」



それになんだ。
なにが『By jyujyousaibo』だ。

嘗めてやがる。




6731「っあ･･･！」



恥ずかしさに負けた俺は、ベンチの上で膝を抱え、体操座り(お山座り？)をし顔をうずめた。



あ、こんなところも樹状に撮られてしまっては俺の威厳が･･･




早く顔の熱を冷まそうと、顔を出し手であおいでいると




？「あの、お隣･･･いいですか？」

6731「あ、いいですよっ。」


火照りがとれないっ！！火照り、早く引いてくれ(必死




手は先程より早く扇いでるのに、更に熱くなっていく


？「だ、大丈夫ですか？顔がすごく赤いですけど･･･」

6731「あ、嗚呼。大丈夫、だ･･･っ」



全然大丈夫なんかじゃない！！




、

アイデンティティー→←なんじゃこりゃ？

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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