赤血球で、白血球な皆のおまわりさん！！【はたらく細胞】

秘密 ページ46

6731side



俺は、お利口に樹状の後をついていった。


樹状「まあ、いいや。とりあえず入ってよ。」

6731「はーい、お邪魔しま･･･。」

は？





目の前には、俺の写真が何枚もあった。
しかも･･･寝てるとき！？


樹状「あは☆見つかっちゃた〜！いや、だってさあ。君、男の人の筈なのに、誰もうさちゃん柄の可愛いパジャマ着てるなんて思わないでしよう？」

6731「嘘でしょ･･･。これ捨てて！！今すぐ！あ、やっぱりこの場で燃やせｯ！！」


本当に、コイツはなんて悪趣味なんだ！！


6731「この！盗撮細胞めがｯ！！」

樹状「ちょっとそれは聞き捨てならないね。盗撮じゃないよ？それとも･･･君の写真。皆さんに見てほしいのかな。他にも沢山あるよ？君の写真★」

6731「ごめんなさい。」

もう、彼奴に昔の写真を一枚でも持たれている以上、誰も抵抗することはできない。



樹状「でも･･･なんで君のは女の人のパジャマを着てるの？確か、君彼女は居なかったよね？」

いい笑顔で聞いてくる辺りが怖い。



樹状「え、まさかそういう趣味？」

6731「そういう訳では･･･。」

女ということを隠すつもりはなかったが、ここまでくると言いづらい。


樹状「ふぅーん。言えないんだ･･･？じゃあ、皆さんに言っちゃいましょうかねぇ。写真を添えて。」

6731「写真！？」


あのだらしない寝顔をした俺の写真を！？

それなら、もういっそ･･･。


6731「俺は･･･お、･･･んだ。」

樹状「え？」

6731「俺･･･。私は、女･･･なんだ！！」

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