スギ花粉アレルギー 19 ページ35
評価ありがとうございます!
更新します。
もうすぐしたら、シリアス(?)から抜けますよ!!
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1146side
胸の中で、モヤモヤとしたものが蔓延っていた。
免疫系の細胞である俺は、誰かを守ってこその存在。
なのに今は打つ手が・・・ない。
ーーーーーなんてもどかしいんだ!!
幸いにも、ステロイドの光線は止まった。
ナミイがいたそこには、白い煙のような物が立ち込めている。
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徐々に薄れていく霧の中に、ナミイの姿が見つからない。
早くなっていく鼓動。
・・・駄目だ。そんなことあるはずない。
しかし、頭に浮かんでくるのは良くない予想ばかりだ。
1146「な・・・!」
とたん、俺はナミイの姿を捉えた。
B細胞「ナミイっ!ナミイっ!!無事か?何そんなとこで寝そべってんだ!!起きろよ!」
B細胞が必死に紡いだ言葉に反応はない。
ナミイの体はピクリとも動かない。
動かしてくれない。
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1146「ナミイ・・・嘘、だろ。」
頭を鈍器で殴られたようだ。
心に亀裂がはしったようだ。
ーーーーー折角、もっと色んな事を話せると。きっと仲良くなれると・・・
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1146「嘘だ・・・。」
B細胞「何言ってんだよ!白血球さん。あの強いナミイがこんな簡単にやられるわけないだろ!!何回も何回も俺を助けてくれた・・・最強・・・の。」
B細胞の嗚咽が聞こえる。
周りからも、多くの嗚咽が聞こえる。
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そんな、重い空気の中で再び・・・
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ステロ«排・・・除・・・しま、ガガッガ・・・す。»
1146「!?まだ、終わりじゃないのか。」
ステロイドが動き始める。
ステロ«発・・・射、ガガッ!»
容赦なく放たれた光線はナミイを狙っていた。
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1146「っ・・・うおおおおお!!」
俺はただ本能のまま、ナミイの元へ捨て身の疾行。
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間に合わないかもしれない。
ただ、飛んで火に入る夏の虫になるだけかもしれない。
それで構わない。
ナミイだけに、痛い思いなんてさせたくない。
少しでも、あいつのためになる可能性だって。
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残されているはずだから。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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おみくじ結果は「末凶」でした!
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はる - 一生童貞の変態ホワイトまりも野郎が出てた!(クプラさん) (2020年5月11日 0時) (レス) id: e814e05207 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - 最俺最推しさん» くっ…こいつ、直接脳内にッ!!ロキ上がってましたね!やっぱ最高ですね。 (2019年1月21日 21時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
最俺最推し - 僕は美しい! (2019年1月19日 14時) (レス) id: f78cecde0f (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - あんこもちさん» 分かりました!!そういって頂けるとやる気がでます!o(`・∀・´)oガンバリマス (2018年10月3日 17時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
あんこもち - 更新頑張れ! (2018年10月3日 17時) (レス) id: 209354e5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ふてんにぶおんぷ | 作成日時:2018年8月16日 14時