赤血球で、白血球な皆のおまわりさん！！【はたらく細胞】

スギ花粉アレルギー　17 ページ33

6731side



驚いた。


自分の腰に巻き付いたB細胞の腕から、確かな体温が伝わってくる。



よほどステロイドが怖かったのだろうか？
まあ、一度怖い目にあっているから分からなくもないが。



6731「B細胞･･･もう泣くな。此方が取り乱してしまいそうだ。それに、血小板も泣いてしまうだろ？」

B細胞「本当に･･･ありがとな。お前って･･･暖かいな･･･。」

横目で見たB細胞の顔は、ひどく幸せそうだった。









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6731「にしても、今回のステロイドは体力があるな･･･」


この体の主は相当強力な薬を投与したようだ。





いちいち、光線の入射角と反射角を考えなくてはいけないので体は勿論、脳みその方が疲労の色に染まり始めている。







6731「でも、これで耐えるしかないからな。時間が解決してくれるのを待つしか･･･」






ピピピッ！

6731「っ！？B細胞っ！？離れろっ」




咄嗟に感づいた俺はB細胞を近くで、避難誘導していた1146番の方へ強く押した。


B細胞「ぇ！？ナミイ･･･」

1146「っ！ナミイ･･･？」






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ステロイドは一度大きく顔を上げると、カクンと首を俺の方に固定した。




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ステロ«第一破壊目標・設定・確定・排除、します･･･»

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