赤血球で、白血球な皆のおまわりさん！！【はたらく細胞】

スギ花粉アレルギー　7 ページ16

1146side



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1146「･･･これはスギ花粉から出たアレルゲンだな。」


6731「･･･そうか。でも、アレルゲン自体は病気の原因にはならないんじゃないか？」

1146「ああ。お前、よく知ってるな。」



純粋に、ナミイの知識量に凄いと思ったのでほめた。


6731「そう、か？」

3038「そうですよ！ナミイさん勇気がありますし、強いですし！」


えへへ、

確かに彼は小さく笑った。


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あ、そうだ。

1146「ナミイ。ちょっとこっちこい。」

6731「なんだ？シロさ･･･」



グイッ。

6731「あ･･･？」

1146「ハンカチしかないんだが･･･頭拭いてやる。風邪引きそうだからな。」

6731「は？え、別に･･･」

1146「3803番を助けてくれたお礼だ。」




ゴシゴシゴシゴシｯ。

俺は、ポケットからハンカチを取りだしナミイの頭を拭いてやる。



3803「(い、痛そうな効果音だけど･･･6731番さん禿げたりしないよね！？)」





6731「ふ･･･ははっ。」

1146「どうした？」

6731「！･･･い、や。なんで、もな･･･ははっ」


驚いて、彼の顔を覗き見ると涙を流しながら笑っていた。





1146「っ！？」

3803「え！？なんで泣いて･･･」


.



6731「いや、別に大したことじゃない。･･･何か、誰かに面倒みてもらうのってこんなに恥ずかしくて嬉しいんだなって･･･あはは。」




そういって笑う彼は、先程の凛々しい姿の彼と異なり、あどけなさを感じさせる可愛い姿だった。


1146「･･･お前。そんな顔もできるんだな。」

6731「は？シロさん？･･･君は俺と会ってからまだ一時間もたってな、あははっ！こ、こそばゆいな･･･！」


涙を浮かべながら恥ずかしそうに笑うナミイを見て、自然と口元が緩む。


1146「確かに、そうだな･･･。」


不覚にも可愛いなと思った俺だった。

【番外編】今日の6731君！→←スギ花粉アレルギー　6

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