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side 雅紀
父さん……そんな事考えてたんだ。
双子も喜ぶだろうし……俺らも安心なのは安心。
確かに余ってるしね、部屋も。
「今直ぐにとは言わないからさ。
考えといてよ」
「およ……ぼちぼちな」
「まぁ……後は１人で飲むのが寂しくなったら何時でも来ればいいよ」
「何言いよっか。
近所の爺婆ば寄って飲んどっとよ」
「確かに、この辺は爺さん婆さんばかりだよな。
取り敢えず気持ちだけ伝えとくよ。
うちは何時でも受け入れOKだからさ」
男前にOKしてるね……グラス空けながら。
「俺らも何時でも待ってるからね、爺ちゃん」
「皆、よか子に育っとうばい」
「そりゃね、俺と和那の子だからな」
で、惚気けるんだ。
「でも覚悟しといてよ。
家では、あの双子……あんなもんじゃないからな」
「ちんまいこどんは、ばらかもんよ」
「元気あり過ぎだよ」
「よかよか」
豪快に笑う爺ちゃん。
それからは例年通り……大宴会………俺らも巻き込まれた。
翌朝……平和な朝だった。
何時ものジャンピングアタックがない。
翔兄の潰れた声もない。
どう言う事？
布団の横を見ると……潤はいない。
父さんはまだ寝てる。
翔兄は消えてる……………部屋の隅に転がってたけど。
双子は？………あ、婆ちゃんと寝たんだ。
婆ちゃんの部屋か。
婆ちゃんたちの部屋は滅多に行かないから実はうろ覚え。
幾つか襖を開けて空ぶって漸く爺ちゃんが寝てる部屋に辿り着いた。
でも爺ちゃんだけ。
婆ちゃんも双子もいなかった。
布団が畳まれてて、その上に双子のパジャマまで畳んで置いてあった。
もう皆、起きたんだな。
双子が婆ちゃんを起こしたんじゃないといいけど。
流石にジャンピングアタックはしないと思うんだけどさ。
取り敢えず起きてるんなら俺も顔洗って着替えて来よう。
俺は爺ちゃんを起こさないように双子のパジャマを取り部屋を出て、そっと襖を閉めた。
顔を洗って台所に行くと椅子の上に立って婆ちゃんと潤が料理するのを見てる双子がいた。
家では見向きもしないのにさ。
まぁ、家では危ないからとキッチンには近付けないからってのもあるけど。
美味しそうな匂いが漂う台所。
「もう起きたとね」
「うん……起きた。
何か手伝う事ある？」
「双子と遊んでてよ。
そろそろ邪魔」
可愛いけどね。
「和、智……あっちで絵本でも見て待ってようか」
「「なぁいよぉ。
こぉっち、みぃてぇるぅ」」
絵本よりそっちが、いいのね。
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蒼羽(プロフ) - 青子さん» コメントいっつもありがとうございます♪ じんじたちは70代の設定です。母ちゃんと年の離れた兄がいる設定になってますので。だから、あんな話が出て来たんです。でも田舎のじんじたちは元気です。テレビ電話越し毎回、双子が元気パワーを送っている？ので。 (4月3日 16時) (
レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
青子(プロフ) - 蒼羽さん、いつも素敵なお話をありがとうございます。じんじとばんばと双子ちゃん達の画像、そりゃお兄ちゃん必死になるでしょうね。じんじ、ばんばは60代かな？まだまだ現役ですよね。後30年以上元気で頑張ってくれそうですね。続きを楽しみにしています。 (4月3日 6時) (レス) id: 1d7c82af4f (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - aracick5963さん» コメントありがとうございます♪ 何時かは誰もが考えなきゃならない事ですね。でもきっとお話の中には出て来ないと思います。一応ね、保育園卒園を区切りにする予定なんでね。じんじばんばには、それ以上に長生きしてもらいます。 (3月12日 12時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
aracick5963(プロフ) - お父さんやさしい🥹。双子を餌にやけども🤣。でも身近な話題で考えちゃいますね。遠いから特にですね。田舎でのんびりもいいけど、心配もあるし。明日も楽しみにしてます。 (3月12日 1時) (レス) @page21 id: 4219fda75e (このIDを非表示/違反報告)
蒼羽(プロフ) - aracick5963さん» コメントありがとうございます♪ 旅行と言うか里帰り？母の実家ではありますが。普段、ビデオ通話しかしてない爺ちゃんたちに会いに行くだけです。特に観光はないです。島なんでね。年末年始寒いですしね。それなりに楽しんで貰う予定ですけど。 (3月6日 12時) (レス) id: f9ecf164e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼羽
| 作成日時：2024年2月27日 2時
