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「犯人が父親でも母親でも事実は変わらない。
クソ親に殺されかけた。
その子供、今では犯罪者になってるからな」
「いやいや、そんなことないですよ」
「絶望するには十分だ」
彼女の小さな背中にはどれほどの苦しみを背負っているんだろうか。
俺と中堂さんの間に走った沈黙を裂くようにコンコンと高い音が響いた。
「、黛さん」
『お疲れ、まだ残ってたんだ』
「あ、はい」
『バイトなのに大変だね』
そう言って彼女は俺の目の前にある自身の席に腰掛ける。
んーという声とともに一つ背伸びをすると、もう一人ここにいる人に気付いたようで。
『あ、中堂先生。
今日もインスタントですか？体に悪いですよ』
「生憎だが、今日まで元気にやってきている」
『そうですね、残念です』
この二人の間にある物は、一体何なんだろうか。
法医解剖医と臨床検査技師はやっぱり一応上司と部下な訳で。
それでこそ形はいろいろあるんだろうけど。
( 美澄さんと東海林さんもそうだ。 )
でも、結構な年齢差…だよな。
「あの、一個聞いてもいいですか」
『なに？』
「黛さんっておいくつですか？」
え、と言ったきり固まってしまった。
──── まずいこと言ったかな
撤回しようと慌てていると奥で中堂さんが鼻で笑う。
「言ってやれよ若作りしすぎですよって」
「、なっそんなこと」
『もう三十路越えてるおばさんですけどなにか！？』
「え！三十路！？」
俺のそんな反応に驚いた二人は「うん」「ああ」とこちらを向いた。
( いや、見た目的に二十代後半だろ… )
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
主人公ちゃんは美澄ミコトと同じ33歳設定です
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あんず。 - 総コードじゃなくて、水の硬度じゃないですか？あと、亜州酸じゃなくて、亜硝酸だと思います。貯水地に含まれる成分なので (2018年1月28日 17時) (
レス) id: 7a53a4dd7e (このIDを非表示/違反報告)
杠(プロフ) - 今、アンナチュラルにどマりしているところ、の小説は嬉しいです！と少し気になったのです美澄ミコトではなく、三澄ミコトだと思います！！これからも楽しみにしています！！ (2018年1月28日 10時) (レス) id: 7c452d0c7b (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - ポメさん» ありがとうございます！とっても嬉しいです（；_；）これからもよろしくお願いします！ (2018年1月25日 21時) (レス) id: b9ebf906a3 (このIDを非表示/違反報告)
佐伯(プロフ) - 若菜さん» コメントありがとうございます！すごく嬉しいです！この先も頑張りますのでぜひ楽しんで読んでください！！ (2018年1月25日 21時) (レス) id: b9ebf906a3 (このIDを非表示/違反報告)
ポメ - すごい文才だなぁ。凄いなぁ。面白いです∧∧ (2018年1月24日 0時) (レス) id: 4385b4fd2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐伯
| 作成日時：2018年1月20日 0時
