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58話 ページ8

『はぁー今日も疲れた』



あと数日で10月になろうとするだけあって夜はだいぶ過ごしやすくはなったが、昼間は残暑が暑い。今日もその残暑の中外で任務があり、帰ったAはご飯を食べ終え風呂に入った後布団にダイブした。



『はぁー疲れた…ん?電話誰だろ』



携帯を見れば知らない番号からの電話。出ようとすれば、いきなり手から携帯が消えた。



伏「躊躇なく知ら番に出るなっつったろ。…はい」

『いつの間に!って、恵は躊躇なく出るってずるい』



Aが反論してると、シーと人差し指を口に当てジェスチャーしてくる伏黒。それに思わずムッと口を閉じるA。



?《あの….Aさん…》

伏「人違いです」



男の声でAの名前を呼ばれたことが相当腹立たしかったのか、すぐに電話を切る伏黒。



『随分と早い電話ね』

伏「間違い電話だったから…これからは出るなよ。それと、いつ付き合ってくれるの?」

『待って全く意味がわからない。何でその流れで、いつ付き合ってくれるのってなるの?いきなりすぎる!』

伏「いきなりじゃねぇ。前にも言ったろ、俺はAが欲しいって」

『それってそーいう事?』

伏「それで返事は?」

『断ります』

伏「チッ」

『いや、そんな盛大にキレられても!』



この日から毎日とは言わないが事あるごとに告白をしてくる。そしてその度振っているA。



釘「これ、Aが折れてオッケーするまで一生続く勢いね」

虎「ある意味すげーよ。尊敬する」



そしてあの日かかってきた知ら番からも、しょっちゅうかかってくる。かかってくる時間は大体昼休み中か夜。相手も学生か仕事をしてる人かに縛られる。



『今日も…でも間違えって言ってもかけてくるってことは…』



その日は伏黒は任務でいない日だった為、意を決して電話に出てみた。



『…もしもし』

?《っ!やっと出てくれた…》

『誰ですか?』

?《と、戸塚翔太です。名前言われてもわかりませんよね…ディズニーの時に携帯を貸した…》

『あぁ!あの時の!』



こうして話をしていれば、戸塚は東京に住んでいる一個上だということが発覚する。



戸《一個下だったなんて…てっきり年上かと》

『私は同い年が年下かと…あ!すみません!』

戸《ははっ、別に気にしないでください》

『ところで要件は何ですか?』

戸《あ、その…その後また迷ったりしてないかなっと思いまして…》



そんな事気にしてたんだ、と感心の中戸塚は話を続けた。

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 宿儺   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:かえさ | 作成日時:2021年1月9日 0時

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